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初心者

zoro

フェアウェイバンカーの打ち方、目から鱗(うろこ)の逆転の発想!

バンカーショットには大きく分けて2種類があります。

1.グリーン近くのガードバンカー
2.フェアウェイサイドのフェアウェイバンカー(クロスバンカー)

それぞれ状況が違い、クラブ選択や打ち方に特徴があります。今日はフェアウェイバンカーの打ち方をご紹介しますね。

※記事は右利きを想定して書かれています。レフティーの方は左右反対にお読みください。

フェアウェイバンカーってなんであるの? 

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まず、フェアウェイバンカーとは、フェアウェイの右か左(まれに中)に配置された、グリーンまでの距離が残るバンカーのことを指します。

短めのパー4でティーショットにプレッシャーを与えるために配置したり、パー5の3打目付近に配置してホールの難易度を上げるためにあることが多いですね。

飛距離が出る人はバンカー越えを狙ったりしますが、狙い通りの時はグリーンまでやさしい状況になるのに対し、つかまってしまうとペナルティーかのように状況が悪くなってしまうこともあります。

プロや上級者のようにボールをクリーンに打てる人は、アゴが高くない限りは深いラフよりはやさしいといいますが、一般的には難しいショットの1つです。

入ってしまったら、まずは状況判断!

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フェアウェイバンカーに入ってしまったら、まずは状況判断をしましょう。

1.ボールが沈んでいないか? 上の写真ならギリギリセーフだと思う
2.スタンスは取れるのか? アップヒル(左足上がり)なのかダウンヒル(左足下がり)なのかフラットなのか、ライの確認!
3.アゴの高さは?

という3点を確認、判断してください。

フェアウェイバンカーは、比較的砂のしまったコースが多く、バンカーの淵がせり上がっていることが多いため、スイング自体はできるケースが少なくありません。

ボールが沈んでいない・スタンスが十分に取れる・アゴに対して打ちたい距離のクラブ(番手)が適応している……ということを確認・判断できたら、いざ実践です。

クラブ選択はどうするの?

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クラブはどのように選択するのか?

グリーンを狙うなら距離の合った番手を選びます。

ただしアゴの高さを考慮して、アゴが高ければ、狙いどころを決めて選択しなくてはなりません。

ということは、アゴの高さをクリアできるなら、フェアウェイウッドでもユーティリティでも構わないということになります。

とにかく、次のショットが打ちやすいところへ運ぶか、できるだけ飛ばすかは、アゴの高さをクリアできるかによります。

当然、アップヒルならボールは上がりやすいので大きな番手でも構わないし、ダウンヒルなら、よりロフトのある番手で打たなくてはなりません。

この加減は経験によるところが大きいのですが、次のショットのためにはどうするかということをクラブ選択の基準にするのがよろしいかと思います。

2つのフェアウェイバンカーからの打ち方! その1

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絶対にダフってはいけない状況! というのがフェアウェイバンカーからのショットです。

ではどうするか?

大きく分けて2つの方法があります。

1.球を右足寄りに置いてトップ気味に打ち抜く方法

一般的によく知られている方法ですね。右足寄りのボールに対し、いつも通りのスイングで、クラブヘッドが最下点にくる前にボールにコンタクトさせるという打ち方です。

メリットはいつも通りのスイングで対処できること! ボールの位置を変えるだけですからね。簡単!

デメリットは 右足寄りに置いた分、クラブが鋭角に下りてきてしまうという点です。

クラブが鋭角に下りますから、ダフってしまった時に、“全然飛ばない”という現象が起こります。

場合によってはもう一度バンカーからなんてことが起こってしまい、大叩きにつながります。

また、右にボールが飛び出す可能性も高いです。

若干ヘッドをかぶせ気味にスイングしないと、普通に振ったら、せっかくきれいにボールコンタクトしても思わぬ右のラフへなんてこともあります。

クラブヘッドを、かぶせ気味にスイングしますから、これもダフってしまうと“全然飛ばない”という現象が起きます。

逆転の発想! フェアウェイバンカーからの打ち方 その2

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逆転の発想!

2.鋭角にクラブを下ろさないために、ボール位置を左足寄りにセットする方法です。

クラブヘッドがボールに届かないと思うくらい空中を振ってしまう感覚です。

できるだけ緩やかなボールへの入射角でクラブを振り抜きます。

一般的なアマチュアは、ボールコンタクトはスイング中の通過点という考え方がなかなかできないのですが、勇気を持ってやってみると意外にも簡単!

メリットは左足寄りにセットしたボールを打つので、ロフトが立つことなくボールが上がりやすいことです。

クラブのロフトが活きてきますので、トップ気味に当たってもボールは上がります。

また、ロフトが活きますから大きな番手(フェアウェイウッドやユーティリティ)でも有効に使えるでしょう。

上の写真の タイガー・ウッズ選手(ピンクと白のシャツ)、松山英樹選手(紺のシャツ)、石川遼選手(白いシャツ)の砂が飛んでいる位置を確認してみてください。

わかりにくいかも知れませんが、結構左足寄りで砂が飛んでいるんです。

デメリットとしては、「ボールにクラブヘッドが届かない」という恐怖心が拭えないという点です。

どうしてもきれいにコンタクトしたいがためにアッパー気味なスイングになってしまうこともあるでしょう。

左足セットのデメリット解消法

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その2で紹介した左足よりにセットした時のデメリットを解消する方法を紹介します。

まずは練習場で通常のボール位置よりボール1~2個分左足寄りにセットして練習してみましょう。

注意点は、絶対に突っ込んでボールに届かせようとしないこと。

打ってみると意外にも「カツンッ」という音とともにボールが上がることに気付くと思います。

トップしたのにボールが上がるという不思議な現象を体験することでしょう。

そうしたら「ボールにクラブヘッドが届かない」という恐怖心を消し去るまで練習です。

膝の高さを変えないとか、前傾をキープなどという難しいことは注意点としてもちろんありますが、とりあえず置いといて……普段のスイングで「カツンッ」という音が出るまで練習ですよ!

以上1、2、いずれも技術の引き出しに入れておくと助かりますよ!

状況を判断しどちらの技を使うか! 僕は1:2割 2:8割で使い分けています。

元クラブフィッターzoroのお勧めでした。