初心者
Nick Jagger
確実にカップインできる距離を自覚していますか?
パッティングで「入れごろ・外しごろ」という微妙な距離を打つ時は、レベルに関係なく緊張します。
ところで、パッティングで確実にカップインさせられる自信の持てる距離はどのくらいでしょうか? 案外自覚していないゴルファーが多いです。
プロは20センチ、アベレージゴルファーは60センチ?
面白いデータがありますから、紹介しましょう。
プロや上級者に絶対に入れられる距離を尋ねたら、「約20センチ」という答えが平均の数字です。
ところが、アベレージクラスのゴルファーの平均的な答えは「約60センチ」というのです。
はたして本当なのでしょうか?
これを入れたら日本一のタイトルだとか、1億円の賞金が手に入る……。
もっと身近な例ならば、夢の70台が達成、あるいは初めての100切りの60センチを想像してみてください。
このようなプレッシャーがかかる60センチを確実に入れられることができれば、あなたの腕前と度胸は相当なものですよね。
確実に入る距離ほど慎重に
プロが言う20センチの距離とは、ボールひと転がり半です。この距離ならば、どんなに傾斜があろうとも確実に沈められます。
しかし、アベレージクラスの多くは、絶対に入る距離を意外に自覚していないのです。よくあるのが「お先に」のパットを外してしまうケースです。
もっと言えば、「お先に」の連続外しを経験した人も多いのではないでしょうか?
マークをしてボールを置き直しても、無造作に打った結果ポロッと外してしまうこともあります。
そんな時は精神的なダメージも大きく、次のホールからのパッティングが不安になります。
60センチが外れたら、50センチも不安になりますし、40センチでも自分が信じ切れずに、確実に入れられる距離が、だんだん短くなってしまいます。
確実に入る距離ほど、慎重に臨む習慣をつけるようにしましょう。
60センチでもルーティーンを守る
プロが20センチを慎重に打つのに、アマチュアは60センチを簡単に打とうとし過ぎです。
もし外したらゲームの流れが変わってしまうとか、突然調子が悪くなる可能性もありますので、小さな1打が実は大きな1打になってしまうのです。
60センチの短い距離でも、どちらかに切れる微妙なラインも多いわけですから、簡単に打ってはいけません。
ファーストパットでもセカンドパットでも、後方からラインをしっかり読んで、狙ったラインにパターフェースを合わせるなど、慎重なルーティーンをしなければいけません。
これだけでパット数も激減することでしょう。