初心者
飛太郎
そのレッスン、腑に落ちてますか?ゴルフにも人生にも「聖杯」はない?
こんにちは! 飛太郎です。
ゴルフに関連する書籍や教材は、数えきれないほどにたくさんあります。
そして、数多くのセオリーが存在する事も、僕の記事の中で何度かお話しさせていただきました。
そこには多くの「正解」が記されています。
しかし、その正解があなたにとっての正解となるかどうかは、あなたにしか分かりません。
つまり、「聖杯」と呼べる万能な教えはこの世になく、もしあるとすればそれは「未来のあなたの中」にしかないのだと僕は思います。
珍しく結論からスタートしてしまいました(笑)。
今回は、その「あなただけの聖杯」にたどり着くために必要な事が何なのか、お話ししたいと思います。
目次
「基礎」と呼ばれるものを、まずはしっかり理解する事。
基本や原理・原則というものはどんなジャンルにおいても重要であり、自身にとって「基礎」となるもの。
そして、物事の「スタート」でもあります。
しかし、その道を歩み続ける中で、ただそれだけをひたすら遵守したり反復するだけでは、肝心の「応用」が生まれず、対応力が育ちません。
どなたかも貴重なコメントをお寄せくださいましたが、もしもあなたがスランプに陥った時、どのように打開しますか?
例えば、その打開策が100種類存在したとしても、そのすべてをレクチャーしてくれるコーチはいません。
また、もしもコーチが100のすべてを教えてくれたとしても、きっとあなたの「腑に落ちる」事はないでしょう。
なぜなら、コーチの100はあなたの100ではないのだし、あなたのゴルフはあなたが行う以外にないからです。
しかしまた、100のスランプが100の打開策でしか打破できないという事もないのです。
ここで大きな効果を発揮してくれるのが、表題の「基礎」。
基礎で学んだ原理原則に立ち返る事で、100のスランプが10の基礎で解消される事も多々ある事でしょう。
「あなたの聖杯」にたどり着くための第一歩は、「基礎」をマスターする事。
しかしその第一歩が、途轍もなく大きな骨子となると思います。
物理の法則を応用して、スイングに活かしてみる事。
基礎を身に付ける上で僕がとても大切だと感じるのが、この「物理の法則」を活用する事です。
例えば、何らかの教材でスイングの基礎を学ぶとします。
静止画や動画を見ながら、モデルとなるゴルファーのスイングを真似ていく訳です。
しかし、教材通り再現できない時が必ず訪れます。
ヘッドの重みが上手く使えない、とか。
インサイドからクラブが降りてこない、とか。
そういった時、僕らの世界には「重力」や「遠心力」、「慣性の法則」などの物理が働く事を考えてみると良いでしょう。
「ゴルフは物理だ!」という有名な言葉があるように、この地球上で物理の法則に則らないスポーツは、あり得ないのですから。
もっと言えば、人間の身体の可動域や筋肉の役割、いわゆる人体生理学などを少しでも良いのでかじって引用してみると、さらに効果的ですよ♪
すべての経験、すべての人があなたの師匠!
プロがプロとして教えてくれる教材も良いのですが、僕個人がオススメするのは「あらゆる物事を師匠とする」という事です。
ある特定のレッスンだけを受けて上達する人もいらっしゃるでしょう。
しかしどうですか? 必ず練習場には誰しもが足を運ぶ訳です。
そこで必ず、無意識的に他のゴルファーの姿も脳裏に焼き付きます。
もしもご自身が伸び悩んでいたり、何かしら苦手とするアクションがあるならば、言葉を交わさずともそこにはたくさんの「師匠」がいる事に気付いてください。
すべてを真似るのではなく、彼らにできて自分にできないのはなぜか? どこが違うのか? など学べる事は山ほど存在するんです!
とにかく、他者と自分を単純に比べて終わる話を耳にしますが、それではもったいないです。
せっかく比べるのなら、真摯に他者を「模範」にしてみましょう。
きっと貴重な気付きが得られますよ!
スクラップ&ビルドを繰り返す事で、聖杯は完成に近付く!・・・はず
教材、基礎、応用、物理の引用、模倣。
もちろんこれらだけに限らず、あなたのゴルフスイングを形作り、そして未来の「あなただけの聖杯」を構成する部品は、そこかしこに散らばっています。
当然のことながら、僕なんかもその学びの途上に過ぎないので偉そうな事は申せませんが。
しかしながら、初心者の頃を振り返って感じる事があります。
すべての教えやすべての経験が、無駄になった事が一切ないという事。
確かに、数えきれないセオリーや教えに混乱する事もあれば、どれを頼れば良いか迷う事もあるかと思います。
でもそこで一辺倒にならず、あらゆるチャレンジをしてみてください。
一つ一つスイングのパーツを組み上げる事はとても大切ですが、時にそれらを解体して、考えを刷新する時だって必ず訪れる訳です。
その時、再びスイングを一つ一つ組み上げる時に、あなたがチャレンジしたさまざまな取り組みは、必ず貴重な部品となって新たな構成を助けてくれます。
無駄な事など何一つないと信じて、どうぞあなただけの聖杯を作りあげてください。
それこそが自身にとって「腑に落ちる」、唯一のレッスン足り得るのだと僕は思います。
それではまた! 飛太郎でした。