ゴルフスイング
PAR RUSH 01
上達シリーズ!その13「ゴルフは流れのスポーツ!」
ゴルフは、精神的な要素でスコアにさまざまな影響が出るスポーツです。
前回からゴルフでのミスを最小限に止めるために精神的なことを考えるシリーズをお伝えしていますが、今回は「ゴルフの流れ」を考えます!
目次
ゴルフは本当にわからないものだと思いませんか?
アマチュアは、プロのトーナメントのように同じコースで数日間プレーすることはありませんので、プロがトーナメントで前日と人が変わったようなプレーになるということはありません。
しかし、たった一日のラウンドの中でも素晴らしい内容の時と「え!」と人が変わったようなプレーの時があると思います。
それが、まったく予期せずに突然やって来るのでゴルフは本当にわからないものだと思うのです。もちろん、原因はちゃんとあるのでしょうが……。
ゴルフは流れのあるスポーツです!
ゴルフは、18ホールを終わって最終的にスコアを競うゲームです。
ゲームではなくスポーツですね〜。
18ホールは短くて4時間、通常は5時間程度かかるでしょう。
一般的に、前半の9ホールが終わったところで昼食になり、1時間弱の昼食を挟んで、後半の9ホールをプレーします。
この、4時間から5時間の中でも、流れがあると思いませんか?
ゴルフの流れとはどういうものでしょうか? 各プレイヤーの腕前に応じて、その流れは違ったものだと思います。
◯前半で考えてみると……
☆シングルクラスの方であれば、スタートホールからボギーが続いてパーが取れない。
☆100を切る程度の方であれば、トリプルやダボが続いてボギーが取れない。
◯後半で考えてみると……
☆前半は絶好調で30台、昼食後はスタートからOBとショットが乱れてダブルパーを叩きその後も無理にパーを取りに行って痛恨の49なんてこと。
☆前半を比較的好調に終えて、後半も中盤までは無難に終えて、いよいよ残り3ホール、このまま行けばベストスコアを更新できると思っていたら、16ホール目でダブルパー、その後もトリプルボギー、ダボ(ダブルボギー)となり上がり3ホールを9オーバーで散々なスコアに終わる。
この流れは無理に作るものではなく、じっと流れを待つ姿勢が大事!
今回は例として、さまざまなシーンを考えてみました。もちろん、これ以外にもいろいろなシーンがありますね。
流れがないということはほとんどなく、必ず流れが切り替わるポイントはあるはずです。
そして、最後まで好調にラウンドできたとしたら、切り替わるポイントを上手く乗り切ったのだと思います。
一般的にはこうだと思うのですが、いったん流れが悪いほうに傾くと、なかなかこの流れを変えることはできません。
その流れを無理に変えようとすると、さらに深みにはまってスコアを崩すことになりかねません。
例えば、どうしてもパーが取れない! そこで無理にパーを狙いに行くと、ダボになる危険が待っています。
流れを待っていれば、寄せようとした長いパットが入り、ナイスパーとなり、そこから怒涛のパーラッシュということもあるでしょう!
流れが来ていないと感じたら、無理をせずにその日のプレーの流れの中で自分ができることをやること、決してベストではないかもしれないけど、じっと流れが変わるのを待つことが大事だと思います。
悪い流れを自分で作ってしまうこともありますので注意が必要です!
流れが変わるターニングポイントがあるとお話しましたが、自分で作ってしまうこともあると思います。
例1……今日は大事にいこうと決めて、無理をせずにプレーしていたのに、ショットが好調で、やることなすことすべてが上手くいくので、私は上手くなったんだ! と思い、無理にパーなどを取りにいくと、急にショットが乱れ出してあっという間にスコアが乱れて、最終的には散々な結果になることがあります。
例2……最初は無難にボギーで入り、3ホール目辺りからショットが上手く行き出して、パーが続きこのままいけば相当良いスコアになると思い、同伴者にパーが何ホール続いているんですよ! 今日は好調です、と自慢げに話す。
ところが、その途端にショットが乱れ出して、終わってみれば平凡なスコアになっていた。
ゴルフは長丁場です! 1ホールで終わるわけではなく、18ホールで上がってナンボです!
ゴルフには流れがあるんだ! と自分に言い聞かせて1ホールずつを淡々とこなしていくことが結果として、良い結果となると思います。
従って、1ホールや数ホールのことに一喜一憂せずに常に平常心でプレーするように心がけましょう!
一つのショットや一言が良くも悪くも流れを変えることになると肝に銘じましょう!
ゴルフの女神からご褒美をもらえますように!