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ゴルフクラブ

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シニア向けの“飛ぶ”ドライバー、アマチュアが飛ばせないワケ

こんにちは!

ナイスシヨットしてますか?

今日は、飛ぶとメーカーが謳うドライバーを買ったが飛ばない。

という現状についての記事です。

どんなんかな?

それでは行ってみよう!

メーカーが飛ぶと考えるクラブ

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2年に一回位の発売スパンで、ニューモデルが出ているドライバー。

「前モデルよりも飛ぶ」という触れ込みで発売されている訳ですが、実際にクラブを買い替えても「飛ばない」「曲がる」といった人が多いのでは?

そうなってしまうのには、理由があるのです。

メーカーが開発するドライバーの設計

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シニア向けクラブ

長尺、軽量、ハンマーバランス。

メーカーの設計としては、シャフトを長くすれば理論上ヘッドスピードが上がることになります。

しかし長くするだけでは重くて振り切れなくなるために、全体重量を軽量化します。

ヘッド重量は200グラム前後(軽くしすぎると当たり負けが大きくなり飛ばなくなる)ですので、軽量化するためにはグリップとシャフトを軽くする必要があります。

そしてシャフトを長く設計するために、ヘッドバランスがD4くらいになります。

これが、メーカーが考えるシニア向けの飛ぶドライバーの設計。

そのクラブを使っても飛ばせないし、曲がるのはなぜ?

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メーカーのクラブ設計は確かに飛び要素満載で高次元で製品化されていると思います。

しかし、そのクラブを使っても飛ばないし曲がる事になるのはユーザーのリサーチが足りないからです。

一般的にアマチュアはプロに比べスイングが安定していない事を加味していないのです。

確かに、スイングレベルが高いプロやマシンテストでは飛ぶクラブになっていると思いますが、スイングが安定していないアマチュアが使った場合でも飛ぶという事を加味して設計していないためです。

アマチュアのスイングの特徴は?

①スイング軌道が安定していない

②振り遅れてフェースが開きスライスが出やすい

といった事が言えると思います。

こういう人がメーカーが飛ぶと考える設計のクラブを使った場合どういう事が起こるでしょう?

ヘッドバランスが重く、シャフトが長いために、さらに振り遅れる事になります。

振り遅れて、開いたフェースのままインパクトすることになるのでしっかりインパクトする事が難しく、方向性も悪くなります。

本来、飛ぶはずの設計がますます当たらない、曲がるドライバーとなってしまうのです。

アマチュアが使いやすいクラブとしては、短め、軽め、ロフト多め、シャフト柔らかめのクラブがいいと思います。

しかし残念ながら現在のクラブでは、このすべてを満たすようなクラブは見当たりません。

特に短めのものが少なく、また総重量は軽いものの前述のようにグリップも軽くシャフトが長いため、ヘッドが利きすぎてしまい“振ると重く感じる”ものが多いです。

メーカーが発想を変えて、アマチュアが使っても結果が出やすいクラブの開発をしてくれればいいのにと思うのですが、皆さんはどうですか?

次のモデルに期待です。