ライフスタイル
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10年以上のブランクを経て、ゴルフに再チャレンジするということ(6)
毎日まいにち、ワンレバースイングという枠の中で工夫する。
そして「これだ!」という良いフィーリングがあるとノートにメモ。
さらにそのフィーリングをパターでも試し、「共通するな! パターでも使えるな!!」と感じた事はふせんに書いてパター練習場(2畳の納戸^^;)の壁に貼る。
「倉本プロの本にはそんな事は書いてないぞ~!」
と突っ込まれそうだけど、それには訳があるのです……。
訳の分からなくなった、傷だらけのゴルファーは……。
工夫のし過ぎで訳が分からなくなった時、最初にした事は、なんとなく……検索(笑)。
そして巡り合った、ある動画たち。
シリーズと言うか、何本もアップされていて、スクールのような動画。
ものすごく極端な、超~変則な動きを指導している。
でも見た瞬間、
「そうか! これだ! 昔こんなイメージ持ってたよ!!」と思った。
そして、スグに3ヤード練習場でテスト!
変則のようだけど!?
【右に向いたトップのカタチのまま、いきなり“ヘッドだけ”を振る!】
さ〜どぅかなぁ〜?
おぉっ! 当たる!!
引っかからない!
シャンクもしない!
高く上がってスピンも効いてる!
憧れの“右からドロー”やん♡
ものすご~く変なカタチで変なスイングをしている感覚なのに、結果は何だかべらぼうに良い♡
でも、当たること自体が不思議。
なんで当たるんだ??
・フィニッシュで腰がアドレスのまま。今までは左を向いていた膝が正面を向いたままで、右ひざだけ少し正面方向に出ている。
・腕はまったく振ってないつもりなのに、なぜかちゃんとフォロースルーが出ている。しかし手の位置が、いつもよりグッと低い見慣れない位置。
韓流女子プロ、中でもそう、大好きなボミちゃんみたいなカタチ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
そーだよそーだよ! そ〜だったよ!!
そう言えば、大昔右45度のクローズに構えて打つ練習をしていた時期があったな! あれだよあれ!
【右に向いたトップのカタチのまま、いきなり“ヘッドだけ”を振る!】
一言で言えばこれだけの事を、ノート3ページに渡り、熱く熱く、その時の感じや思いを書き殴った(笑)。
週末の練習場にワクワク向かう♡
少しでも実践感覚を養おうと、天気も良かったので天然芝の野外の練習場へ。
オートティアップなんてものもなく、マットと昔ながらの茶色いゴムティ。
さわやかな潮風が標準装備。
ストレッチの後、まずはいつも練習している58度のサンドウェッジで、いつもの振り幅から打ち始める。
うん、いつもより高く上がる。
ハーフショットを経て、いよいよフルショット。
目標よりもほんの少し右へ飛び出し、ちょっとだけドロー回転。
え? 飛んでる!!
「サンドウェッジで飛ばしたってしょうがないよ!」
そんな声も聞こえてくるが、でもやっぱり飛ぶとうれしいし、楽しい。
いつもはどんなに頑張っても70ヤードも行かないのに、楽に80ヤードに届いている。
そして、7番。
これもガツンとした乾いた手ごたえを残し、多めのスピンでやや右からドローして160ヤード!
え?? 最近ようやく5番で届くようになってきたと喜んでいたのに、7番で!?
そしてドライバー。
これも快音を残して、200ヤード先のネット中段に、まだまだ伸びながら突き刺さる!!
おいおい! ドンだけ飛んでるんだよ!!
心なしか周囲もざわついている。
「スゲ~……」と、小さなタメ息のような声も聞こえてくる。
緊張する。
そして最後に、我がクラブセット中で一番手ごわい、3番アイアンを手に取った。
こいつでも打てたら本物……。
緊張しながらマットにボールをセット。
そして、「これでもかっ!」てくらいの全力でヘッドを振り切った。
ガツン! とした手ごたえを残して飛び出すと、めくれるようなスピンが強く入った弾道! 高い!!
そしてほぼストレートに、200ヤード先のネットに余裕で着弾。
これには本当に驚いた。
こんな球は見たことがなかった。
誰が打ったの? 俺が打ったんだよね!?
信じられない!!!!
【右に向いたトップのカタチのまま、いきなり“ヘッドだけ”を振る!】
これ、やばい。ヤバいよ!!
もうこれだけを練習しよう! 毎日このイメージだけを練習しよう!!
もう一度打ちたい!! この動きを固めてしまおう!!
そう興奮しながら、必死でこの今の感覚をスマホにメモした。
ところが……これには落とし穴があったのです(次回、ようやく記事冒頭の「訳」に続く……)。