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ゴルフスイング

ほしのじゅん

ドライバーのスタンス幅、“広く”と“狭く”、どっちがいいの?

みなさん、ドライバーのスタンス幅って意識していますか?

プロを見渡してみても、広い人もいれば、狭い人もいます。

さて、どうしたらいいのでしょうか?

結論、どっちでもいいです!

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ただし、自分に合っているほうを選んでください。

では、どうやって選べばいいのか。そのことについて考えていきましょう。

“ねん転”で飛ばしたかったら、スタンス幅は“広く”!

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代表的な選手は、松山英樹や、ダスティン・ジョンソンなど、比較的若いプレーヤーに多いです。

デビュー当時の石川遼も、ワイドスタンスで話題になりました。

実際に広いスタンス幅で試しにスイングしてみるとわかると思いますが、下半身が回りにくくなり、肩のラインと腰のラインで作るねん転差が大きくなります。

大きくねん転(ねじって)、ねじり戻りの反動で飛ばします。

柔軟性の高い人に向いているスタンスです。

"回転"で飛ばしたかったら、スタンス幅は"狭く"!

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代表的な選手は、池田勇太、ジム・フューリックなどでしょうか。

1991年のPGAツアー賞金王で、1994年の全米オープン優勝、日本でも1995年に東海クラシックで勝っている名選手、コーリー・ペイビンもこのタイプですね。

あまり飛距離は武器にしていないけどショットの正確性で勝負する“ショットメーカー”タイプに多いスタイルです。

こちらも試してみればわかると思いますが、テークバックからトップにかけて、下半身が上半身と一緒に回りやすいので、ねん転差はあまり生まれません。

ですからこのタイプの人は、飛ばしたかったら回転スピードを速くしなければなりません。

柔軟性に自信のない人は、こちらのほうが合っているでしょう。

スタンス幅を測ってみよう!

それでは、自分に最適なスタンス幅はどうやって決めればいいのでしょうか?

これはもう、実際にいろいろなスタンス幅を試してみて、もっとも打ちやすかったり、飛んだり、曲がらなかったりした時のスタンス幅を記録しておくしかありません。

工事現場などで使われる、5折の折尺や、メジャーでもストッパー付きの物などを用意して、練習場で足元において打ってみましょう。

調子が良かった時の長さをメモしておけば、調子が悪くなったときにスタンス幅をチェックして目安にすることができます。

いかがでしたか?

「いまよりドライバーを飛ばしたい!」「曲がらなくしたい!」というような人は、一度、自分のスタンス幅を見直してみてはいかがでしょうか。

スタンス幅をいろいろと変えて打ってみると、新しい発見もあると思います。

ぜひ試してみてください。