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ゴルフクラブ

LITTLE RED BOOK

初心者のコースデビューは支援者の責任が重大です

この夏、コースデビューを目指して練習している人は多いと思います。

コースデビューでは、本人の努力も大切ですが、支援者の責任がより重大です。

最近では「怖いオヤジ」が減り、準初心者が初心者を連れてコースに出ることが増えています。

今日は、初心者をコースデビューさせる際に、支援者が注意すべき点についてお話しします。

1ホールを20分以内に終わらせよう

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ゴルフではハーフ(9ホール)を2時間半(150分)で終わらせることが求められます。

1ホールに費やすことのできる時間は、単純計算で150分÷9ホール=17分(1000秒)です。

1ホールに20分以上掛かってしまうと、ハーフ3時間を超えることになります。

巡回してきたオフィシャルに注意され、昼休みに支配人からもやんわり注意されることでしょう。

ハーフ2時間半を切るために必要なスコアとは?

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次にスコアとプレー時間の関係について考えてみましょう。

1ホール17分(1000秒)、4人で22打と仮定すると、1打の平均所要時間は45秒です。

ハーフ2時間半を切るためには、150分(9000秒)÷45秒=ハーフ200打が条件です。

支援者の一番大事な仕事は、初心者を含む4人のハーフの合計スコアが200打以内となるように組み合わせを考えることなのです。

初心者を含めて400以内に収める組み合わせは可能か?

コースデビューする初心者のラウンドでの合計スコアを150打と仮定します。

4人のスコア合計をハーフ200打の倍、400打以内に収めるためには……

400-150=250

250÷3人=83

つまり、残り3人のラウンドスコアの平均が83打という、シングルクラスの上級者が3人必要になってしまい、これでは初心者はいつまで経ってもコースデビュー出来ません。

初心者が周囲に迷惑をかけずにコースデビューするための、何か良い方法はないのでしょうか。

良いデビューになるかどうかは、支援者の腕次第

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合計スコアを少し緩和して432にしてみましょう。全員ダブルボギーペース(108)ですね。

デビューする本人が150として、残り3人の平均は94です。

これなら何とかなりそうですね。

支援者さんのホームコースであれば、多少融通が効くことがあります。

3人プレー(3バッグ)にしたり、最終組にしてもらうなどの方法を試みてください。

又、各ホールでダブルパー(パー4のホールの場合8打)以上打った場合はそこでカットする、バンカーに入ったら外に出して打たせる、などの臨機応変な対応も大切です。

初心者の人にとって良いコースデビューになるかどうかは、支援者の腕に掛かっています。


皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。