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復帰したタイガー・ウッズが使う謎の新シャフト「テンセイ」とは?

今月、約1年3ヶ月ぶりに競技復帰を果たしたタイガー・ウッズ。

そのプレーはもちろん、使用するクラブやボールにも注目が集まっているが、
もう一つ興味深かったのは、タイガーが愛用するシャフトの正体だ。

モデル名には「TENSEI」とあるが、これは一体?

ドライバーと2本のフェアウェイウッドを「テンセイ」に。

日本では、全く聞きなれない「テンセイ」。

タイガー・ウッズは自身がホストを務める「ヒーローワールドチャレンジ」の初日にドライバー、3番ウッド、5番ウッドの3本でこの「TENSEI」のシャフトを使用して試合に挑んだ。

結果、初日は5バーディ、2ボギー、2ダブルボギーでトータル1オーバーという結果だったが、それでも今後の完全復活を期待させる雰囲気があった。

KUROKAGEを生んだ米国三菱レイヨンの新作!

実はこの「TENSEI」を作ったメーカーは、三菱レイヨンの米国会社である、「U.S.MITUSIBISHI」である。

ここは、大ヒットした「KUROKAGE」を作った会社でもあり、米ツアーの選手からの高い評価を受けている。

そして、この「TENSEI」もすでに米ツアーでもジャスティン・ローズが試合で使っているのだ。

11種類もの素材を「転生」した新時代のシャフト。

米国ではすでに一般発売されている「TENSEI」シャフト。

このTENSEIとは、日本語の「転生」の意味もあって、通常のカーボンシャフトは6種類前後の素材から作られるのが一般的だが、「TENSEI」は11種類もの素材から作られて新時代のシャフトでもある。

種類は「TENSEI CK PRO BLUE」と「TENSEI CK PRO WHITE」の2タイプがラインナップされていて、タイガーが愛用するのは「WHITE」のタイプ。

この「BLUE」と「WHITE」の違いは「BLUE」がオーソドックスな中調子であるのに対して、「WHITE」は元調子でしっかり感がある。

まだ、米ツアーでもタイガーなど一部の選手しか使っていないが、2017年に向けて「KUROKAGE」のような大ヒットシャフトになりそうな予感がする。