ゴルフクラブ
モハメドアリモト
【究極論!自分に合うクラブか?クラブに自分を合わせるか?どちら?編】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。
今回は、究極の選択的なお話し。クラブは『自分に合わせる』が上達への近道なのか?クラブに『自分を合わせる』が正解なのか?
よく僕もお客様とお話する機会が御座いますが、クラブ屋の見解でお話しすると、やはり『お客様にクラブを合わせましょう!』という結論に達します。
でも、これはクラブ屋だから話す結論では無く 合わないクラブで、昔のようにボール何千急打たなければモノに出来ないという話しじゃーゴルフつまらなくなりますからね!
しかもクラブ買い替えたら、また調整し直し・・・なんて大変。だし、買い替えが怖く成る・・・
という事でこの究極論について深〜く掘り下げて行きたいとおもいますので、今回も最後迄、是非お付き合い下さいませ。
では、始まりはじまり・・・・
其の①、自分に合うクラブを見付けるメリット・デメリットは?
何方が、良いか?という議論は見方によって色んな側面があるので、両方の良い面・悪い面を先ずは考えてみましょう。
自分に合うクラブのメリットは勿論な事ですが、その人のスイング・癖に合わせてセッティングしておりますので一番ベストなクラブと云えます。
しかし、条件としてバック内14本のクラブバランスが取れている・・というのが前提になります。
例えば、ドライバーだけを考えた場合、クラブ全体のバランスを考えないとラウンド中かえって使い辛くなりますからね。
しかし、一番自分のスイングに合うクラブが見付かった場合には最強ですよ!
その一方、デメリットは『今のスイングに合わせている』という点です。スイングが固まっている方ならば大丈夫ですが、スイング改造を試みている方にはその内、合わなくなる時が来るかも・・成り兼ねませんよね。
まぁ、人の癖はずーっと付合うものですので全く合わなくなるなんて事はレアなケースですけどね。あと、調子が悪い時にフィッティングしたクラブは要注意です。
クラブを作る際は、調子が良い時にするのが一番です!
其の②、クラブに自分を合わせる本当の意味は?
クラブ屋の考えでお話すると、『クラブに自分を合わせる』とは・・?『クラブに慣れる』とは違と考えております。
よく『クラブに合わせる』というと、何先発も打って・・なんていう合わせ方を想像すると思いますが(一応、出だしの文では、そう書いております。)、
本当はそのクラブの特性をよく理解して、クラブの挙動に身体(スイング及びインパクト)を合わせるが本来意味する処だと思います。
『クラブに慣れる』はどんな状況にも云える事ですもんね。
では、どのような合わせ方をするか?と云うと
例えばシャフト挙動が先調子系のクラブではダウンスイング後、インパクト手前からフォローにかけて先端が加速しますので手首のコックは解かず一気にフィニッシュまで振り抜いて合わせたり、
逆の元調子系のクラブは先端の加速が遅いのでインパクト前からボールを叩きにいくようなスイングをしたり・・
とクラブの特性に合わせて身体を合わせて行きます。
ですので、本来は『クラブに身体を合わせる』事の方が難しく技術が必要だという事ですね。その点も、お忘れなく・・・
其の③、自分に合うクラブとは、どんなクラブ?
上記の内容より、上達への近道である『自分に合うクラブを見付ける』とはどうすれば、見付かるのでしょうか?
ご説明致します。人にはそれぞれスイングの個性(個性)があり、スイング中どの場面を切り取ってみても十人十色です。
ですので、クラブを合わせるポイントは『ご自分が、スイングの中で一番気にしている箇所』を思い出して下さい。
例えば、『インパクトの瞬間』を一番気を付けている・・。とか『テイクバックからの切り返しのタイミング』を気にしている・・など。
そして、そこでの振り心地を思い出してみて下さい。一番!違和感無く振る事ができたり、タイミングが取り易くなったり・・を感じれれば、
そのクラブは『自分に合っているクラブ』に間違い有りません!
球筋も確かに重要ですが、『気にする場所での振り心地』が一番のポイント(物差し・基準)にする事をおススメ致します。
また、”一発の快心のショット”より"そこそこ納得いく球が10発連続"のほうを選びましょう。その方がコースで使えますからね!
其の④、今回のまとめ
如何でいたか?今回お話しした内容は、よくお仲間内でも話題にあがると思いますが考え方の違いで、何方も正しい事なんです。
しかし、上記でも説明しましたが『クラブに自分を合わせる』というのはとても技術が必要であり、違和感を克服するのに時間が掛かります。
それに、余談ですがプロがナイスショットを出せる一端には完璧なクラブセッティングが必要ですからね。
ですから、アマチュアも或る程度はご自分のスイングに合わせてクラブをフィッティングされた方が、ナイスショット・上達への一番の近道である事は間違い無いようです。
是非、ご自分のクラブに違和感を感じている方や今迄、フィッティングを経験された事がない方は一度工房やショップへご相談されてみては如何でしょうか?
きっと良い結果に繋がると思いますよ。では、今回も最後まで読んで戴きまして有り難う御座いました。
〜最高の1打とその次のステップの為に〜
また次回まで。。。押忍・感謝