Gride

gettyimages/694131240
getty

ゴルフスイング

uchidaruma

尾てい骨を動かさないスイングがあなたのゴルフを変える!

テークバックからインパクトまで尾てい骨を一切動かさないというスイング法をご存じでしょうか?

「正確不動法」と名付けられているその方法を取り入れることで、スイングが劇的に改善されるのだとか。

尾てい骨を動かさないスイングとはいったいどのようなものなのかまとめてみました。

1.尾てい骨を動かさないスイングの利点

getty

スイングの時に尾てい骨を動かさないように意識すると、トップやダフリ、ヘッドアップといった多くの問題点の解消につながります。

また、複雑な動きをするスイングは、一連の動作の中に複数の改善点が潜んでいることも多いもの。

このような場合にも、尾てい骨の位置や角度を動かさないスイングを実践することで、複数ある問題点を一気に解決することができます。

そして、もしも問題点が残ってしまった場合にも、他の問題点が解消された状態であれば、残された問題点について分析がしやすいのです。

2.尾てい骨の角度を変えるのもダメ

getty

尾てい骨を動かさないというのは、位置だけではなく角度も変えないということです。

尾てい骨の傾斜角度を変えたり、左右に傾けてもいけません。

尾てい骨の位置や角度を変えないためには、スイングの間、終始一貫して尾てい骨に意識を置く必要があります。

気を付けたいのが、骨の回転(回旋)はOKだということ。スイングで回転する体の土台となるのは尾てい骨周辺です。

スイングをすれば尾てい骨が回るのは当たり前の動きなので、回転まで禁じてしまうとスイング自体が不自然になってしまいます。

3.膝や腰は動いてもOK

getty

尾てい骨を動かさないスイングでは、バックスイング時の右膝は伸ばさず、できるだけアドレス時の角度を保つようにします。

それ以外の腰や膝が動くのは気にしなくてもOK。

例えば、バックスイングの時に左膝が右膝の方向に動いたり、逆にダウンスイングで右膝が左膝の方向に寄るのは構いませんし、ヒールアップも問題ありません。

尾てい骨の位置や角度にさえ注意を払えば、その他の部分は自然なスイングの動きに任せればいいというわけです。

4.正しい尾てい骨の意識の仕方とは

getty

尾てい骨の位置を意識するための有効な方法です。

・尾てい骨の位置……点として考える
・尾てい骨の角度……尾てい骨とその5センチ上あたりを結んだ線で考える

この2点がポイントです。

位置については、点として意識しなくても感覚的にわかりやすいと思います。

角度については、位置を点として考えると角度が生じなくなってしまうので、骨盤の角度と考えるととらえやすいのではないでしょうか。

素振りや練習場でボールを打つ時には、ひと振りずつ尾てい骨の位置と角度をチェックしながら行いましょう。

まずは位置の感覚をマスターして次に角度、と段階を踏むのもおすすめです。

そんなに時間をかけずに尾てい骨を動かさないスイングを体で覚えることができるはずです。


このよう、尾てい骨を意識して動かさないスイングをするだけで、スイングの大幅な改善に繋がる「正確不動法」。

特別な準備や道具などが必要ないのがうれしいですね。

弾道のバラつきにお悩みの方は、ぜひ試してみてください。