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18ホール、14本、ヘッドカバー……明日使えるゴルフの雑学4つ!

初めての人とのラウンド、最初はそれとなく話題も出てきますが、徐々に会話が減ってきたりしていませんか?

そんな時にゴルフの雑学を知っていれば会話が盛り上がるかも!?

今回はゴルファーなら誰もが疑問に思う(?)4つの雑学をご紹介してきます。

ゴルフ場はどうして18ホールなの?

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ゴルフを始めてみると、不思議に思うことがたくさんありますね。

雑学の1つとして1ラウンドが18ホールある理由を、諸説ある中から1つご紹介します。

ゴルフの発祥の地とされているスコットランドのお話です。

当時のゴルフ場はとても寒く、ゴルファーは身体を暖めるためスコッチウイスキーを持ち歩き、1ホール終わるごとにキャップ1杯を飲んでいたそうです。

すると18ホール目が終わったところでポケットの中のウイスキーが空になっており、寒くてプレーに集中できないことから1ラウンドが18ホールになったと言われています。

ちなみに、写真のようなポケットに入れるウイスキーボトルを「ヒップフラスコ」とか「スキットル」と呼びます。

バッグ内の最大所持本数が14本の理由

コースに持って入ることができる最大本数の上限がなかった時代は、何十本も持参してくる人が多かったそうです。

そのために、リヤカーいっぱいにゴルフクラブを持ち込んで、キャディーさんに引かせるような人もいたそうです。

しかし、それではキャディーさんの負担が大き過ぎるため、スコットランドのキャディーで組織している労働組合が、全英ゴルフ協会に改善を求めました。

その後ルール上のクラブの所持制限ができました。

クラブの本数は当初13本が適切だと言われましたが、西洋では13という数字が忌み嫌われているので1つ足した14本が上限となったのです。

誰もが狙ってみたい!ホールインワンの出る確率は?

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ゴルフを始めると誰もが狙ってみたいと思うホールインワンですが、ここで1つ雑学を紹介しましょう。

ゴルファーや条件によって確率の出し方が変わってきますが、アマチュアゴルファーがホールインワンを出す確率は、ボストン大学の研究によると(2000年)、上級者で5000分の1、平均的アマチュアで1万2000分の1だそうです。

1ラウンドに4回パー3があるとして、大体1200~3000ラウンドに1回出る確率と言えるでしょう。

3000ラウンドは、月5回、年間60回ラウンドしても50年かかる計算です。

やはり、ホールインワンを出すのは難しいようですね。

ちなみに写真は、2006年のPGAツアー、リノ・タホオープンで、宮里優作選手が1ラウンドで2回のホールインワンを記録したときのものです。

プロの確率は……計算したくありません(笑)。

ヘッドカバーは日本人が発明した?

最後に日本人ならではの考え方が生み出したヘッドカバーの雑学です。

大正時代、日本一の総合商社だった鈴木商会のロンドン支店長として赴任していた、後に日商岩井(現・双日)の会長となる高畑誠一氏が、現地の人からの勧めでゴルフを始めることになりました。

その際に入手した新品のウッドは紙で簡単にくるんであったそうです。

きれいな光沢のヘッドを傷つけたくなかった高畑氏は、古い靴下をかぶせて持ち帰ったと言われています。

その後は、友人の妹に毛糸で編んでもらったカバーをつけてコースを回ったそうです。

それが、ゴルフ仲間に伝わり現在のような立派なゴルフカバーができるきっかけになりました。

やはり、最初に何かを思いつく人は違いますね!

ちなみにこの高畑氏、日本アマ選手権にも12回出場し、昭和6年には2位、関西アマでは2回優勝しているという名ゴルファーでもあったようです。

まとめ

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ゴルフを始めたばかりの初級者から少しずつ腕を上げてきた中級者の方も、明日一緒にコースを回る相手に話すと面白い雑学をいくつか紹介しました。

明日すぐに使えるものばかりなので、話題の中に盛り込んでみてはいかがでしょうか。

ゴルフはスコアを競うだけではなく一緒にプレーしている相手とのコミュニケーションを楽しむスポーツでもあります。

ぜひ気軽に長くゴルフと付き合ってみてください。