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インテンショナルにボールを操るためのシンプルな思考とは?

こんにちは、ライターのとやです!

ゴルフ初心者にとっては「なんのこっちゃ?」なタイトルですが、ゴルフのコースってまっすぐなところばかりじゃありません。

なのでコースが曲がっているような場合や、ボールを飛ばしたい方向に木が邪魔しているなんて場面で、ボールを意図的(インテンショナル)に曲げたいときが出てきます。

インテンショナルフック、インテンショナルスライスなんて呼ばれていますが、考え方としてはごくごくシンプルなんです。

インパクトのフェース向きは飛球方向に対して垂直

インテンショナルに曲げる、というショットを打とうとしたときにどうしてもフェースを曲げたい方向に向けてしまう方がいますが間違いです。

フェースの向きは飛球方向に関係するものですので、曲げたい方向に曲がるというよりは、フェース向きに従って飛んでいくんですね。

なのでまず飛球方向を決めたら、インパクトは飛球方向に対して垂直になるようにフェースを向ける意識は忘れないでください。

実はここを間違えているためにミスショットを量産している人もいるんです。

ボールを仮想の時計に置き換える!?ヘッドが抜ける方向を変える

まずボールを仮想の時計に置き換えちゃいましょう。

ボールの飛球方向を12時、ヘッドが入ってくる方向が6時です。

さて、意図的にボールを曲げるにはサイドスピンをかけねばなりませんから、ヘッドをインからアウト方向に抜けばインテンショナルフック。

逆にアウトからイン方向へ抜けばインテンショナルスライスがかかります。

なのでインパクトの前後5センチ、ヘッドを入れる方向を変えてあげます。

インテンショナルフックなら7時から1時に。

インテンショナルスライスなら5時から11時に。

このヘッドの入射角をもっとキツくしてやれば、大きくボールを曲げることができます。

やりすぎはインパクトゾーンが極端に狭くなるので実用的ではありませんが・・・。

短いクラブは大きく曲げるには向きません

getty

「うわー!めっちゃスライスしちゃったよ(涙)」
「曲がりすぎてラフ入っちゃった・・・」

こんなミスショット誰しもあると思いますが、こういう場面ってどんなクラブを使ったときでしょうか。

ドライバーやウッド、ユーティリティ、あとはせいぜい6番アイアンくらいまでじゃないでしょうか。

それは短いクラブほどロフトが立っていますから、バックスピンが増えるんです。

そのためサイドスピンの影響を受けにくくなった結果、ボールの曲がり幅が少ないということに。

もちろん7番アイアン、8番アイアンなどでもフックやスライスは出ます。

けれども大きく曲げるにはやっぱり長いクラブが向いています。

アイアンだけじゃない、ドライバーだって曲げられる

getty

もちろんアイアンだけじゃなく、ティーアップしたドライバーだって同じ原理でボールを曲げることができます。

例えば前方200ヤード付近から大きく右ドッグレッグしている、なんてコースもありますよね。

普通にドライバーで打ってしまうと突き抜けてしまうようなケースでは、インテンショナルスライスを打つことでセカンドショットを有利な位置につけることができます。

ボールを曲がり幅や方向を操ることができるようになると、もっともっと戦略の幅が広がってコース攻略が楽しくなってきますよ。

さて、いかがでしたか?

インテンショナル(意図的)にボールを操るには、こんなシンプルな考え方でいいんです。

ぜひともこれをマスターしてベストスコア更新を狙ってみてください。

あ、そうそう最後に言い忘れましたがボールとフェースの間に芝が入り込むようなラフからのショット。

こういう場面では使わない方がいいですよ。

ボールとフェースの間に芝が入り込んで、ストレートに近いボールが出てしまいますからね。