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Gridge編集部

室内で楽しく上達!11月の『ギア猿』はシミュレーションゴルフをサルベージ!

11月の『ギア猿』は、シミュレーションゴルフをサルベージ!

最近、近所の練習場が取り壊されてマンションになったなんていう話、聞いたことはありませんか。

屋外の打ちっ放しが減っていく一方で、最近増えているのがインドアの練習施設。シミュレーションゴルフの機械を設置しているところも少なくありません。

最新のシミュレーションゴルフは、様々な機能が満載になっています。

実は、『ギア猿』の撮影でもよく使用するドライビングレンジ東新宿ですが、シミュレーションゴルフのリーディングカンパニー、ゴルフゾンが運営しています。

そこで今月は、そんな最新シミュレーションゴルフを使った練習方法を提案します。

測定データから自分の球筋を知る

シミュレーションゴルフは屋内なので、暑くもなく寒くもなく、また同じ環境下でのショットデータを見ることもできるため、練習環境としては最適です。

そこで今回は、まずは弾道を測定して自身の球筋を知り、様々なシチュエーションで練習したうえで、ホール対決を実際に行うことにしました。

シミュレーションゴルフでわかるのは、飛距離(キャリー、ラン)、左右のズレ、ボールスピード、ヘッドスピード、打ち出し角、左右方向角、バックスピン、サイドスピンなど(機種によって異なります)。

実際に華丸さん(博多華丸・大吉)が「コンペのスタートホールを意識した」方向性重視のスイングをしたときと、「ドラコンホールを意識した」飛距離重視のスイングをしたときとで比べてみると、結果は1ヤードしか変わりませんでした。

「飛距離重視のスイングで飛距離が1ヤードしか伸びていないのは、あまり効率的ではない」とクラブフィッターの鹿又芳典さんは指摘。

鹿又さんは、シミュレーションゴルフでの練習では、打ち方を変えることでバックスピン量など飛距離以外の数値がどのように変化するのかをチェックすることが重要だと言います。

そこで、スイングをバランス良く、きちんとフィニッシュを取ることを意識してスイングしてみると、ヘッドスピードも飛距離重視で力んだときとあまり変わらず、飛距離も一番飛ぶという結果になりました。

しかし、3回打って3球ともバックスピン量が3500回転前後と多く、どうやらここに華丸さんの問題がありそうです。

バックスピン量が多い人はアウトサイドイン軌道を疑え

QPさん(関雅史プロ)によると、スピン量が多くなる打ち方は、クラブが上から入ってくるか、アウトサイドイン軌道になっているか、とのこと。

華丸さんがインサイドアウト軌道を意識して振ってみると、ボール初速が上がって、ドラコン狙いのマン振りよりも飛距離が出るという結果に。

しかし、それでもまだバックスピン量は依然として3000回転台中盤。

撮影されたスイング動画を確認してみると、やはりまだアウトサイドイン軌道になっています。

そこで改めてインサイドアッパーを意識してスイングしてみると、さらに飛距離が伸びました。

ただし、バックスピン量は変わらず……。

というわけで、QPさんがお手本を見せたのですが、バックスピン量は約3200回転とあまり減らず。

どうやら測定器によって数値のクセがあるようなので、絶対的な数値を追い求めるのではなく、相対的にどのように変化したかを見ることのほうが大事なようです。

クラブでバックスピン量を減らすことも可能! ただし注意も必要

インサイドアッパーを意識して打つことで弾道が高くなってきた華丸さん。しかし、バックスピン量は減らず。

そこでバックスピン量を減らすもう一つの方法を取ります。それは、クラブのロフトを立てること。ロフトを立てるとバックスピン量を減らすことができます。

華丸さんの使用するドライバー、テーラーメイドのステルスはロフトを立てることができます。

そうして打ってみると、バックスピン量は約300回転減少し、飛距離もさらに2ヤード伸びました。

しかし、ここで注意することが。

いわゆるカチャカチャ系のドライバーの多くは、ロフトを立てるとフェースが開くのです。

なので、弾道を低く抑えようとしたらつかまらなくなったなんてこともあるので注意が必要です。

様々なシチュエーションで練習しよう

通常の打ちっ放しとシミュレーションゴルフの大きな違いは、シミュレーションゴルフでは傾斜地やラフ等、様々なライから練習ができることです(※機種によっては対応していない場合もあります)。

もちろんラフは疑似的なものになりますが、打ってみるとちゃんとスピン量が減って、グリーン上で転がる弾道が再現されていました。

実際のゴルフ場では不可能な、同じ場所からいろいろな打ち方を試してみるというような練習も可能なのです。

またゴルフゾンのシミュレーションゴルフでは、傾斜地やラフだけでなく、バンカーの抵抗を再現した専用マットも設置されているので、バンカーの練習もできます。

というわけで、最近華丸さんが苦手だという、フェアウェイから砲台グリーンへのアプローチも、コース内からそのようなシチュエーションを探して練習してみました。

「トップしそうで怖い」という華丸さんに対して鹿又さん「得意のバンカーみたいにフェースを開いて滑らせて打てばOK」とアドバイスすると、半信半疑ながらもナイスアプローチを連発。

こういった場で成功体験を積んでからコースに出れば、同じようなシチュエーションに遭遇しても自信を持って打てるかもしれませんね。

3人でラウンド対決してみました

シミュレーションゴルフなので、当然シミュレーションラウンドをすることもできます。

今回は、華丸さん、鹿又さん、QPさんの3人で実際にラウンド対決をしてみました。

ゴルフゾンのシミュレーション「VISION+」には国内外の有名コースが多数収録されていますが、今回使用するのは、「フジサンケイレディス」でもおなじみ、川奈ホテルゴルフコースの富士コース1番ホールパー4です。

ティーショットでOBを打った華丸さんはその後もラフ、バンカーと苦戦し無念のダブルパーで強制終了。

鹿又さんは2打目のラフからまさかのシャンク、アプローチを寄せたものの1メートルのパットがカップをなめてダブルボギー。

2オンに成功したQPさんはきっちりと2パットでパーでした。

鹿又さんがマッチョに! 今月のDチョイスは筋トレグッズ紹介!

不定期に行われるDチョイスのコーナー。今回は筋トレグッズを集めてきました。

スケート選手のような下半身に!?

専用のシューズを履いて、ボード上をスケートのように左右に滑って下半身を鍛える器具です。

スケート選手のような下半身強化はもちろん、脂肪燃焼にも効果的です。

ぐるぐる回して上腕筋のエクササイズ!

筋力と持久力を同時に鍛えることのできる器具です。

重さは約3キロ(変更可能)また、回転の負荷も変えることができます。見た目以上にきつそうですが、その分効果も高そうです。

カードゲームをしながら筋力アップ!?

なんと、ついに筋トレがカードゲームになりました。

カードを順番に引き、カードに記載された様々な筋トレミッションをクリアできなかったら負けという単純なルールで、遊びながら筋力も付いちゃうゲームです。

鍛えにくい首周りの強化に!

トレーニングをすることが難しいと言われる首周りを鍛えることのできるアイテムがコレ。

ただし、首が太くなってゴルフに何かいいことがあるのかと言われると微妙ですが……。

筋トレせずにマッチョになれる!?

ここまでまじめな筋トレグッズを紹介してきましたが、筋トレに疲れてしまった人におすすめなのがこのアイテム。

なんと、着ただけでマッチョに見えるTシャツです。

もちろん、筋力はアップしませんが……。

冬の間にシミュレーションゴルフと筋トレでレベルアップ!

寒くなるこれからの季節は、暖かい室内でのシミュレーションゴルフや、今回紹介した筋トレグッズで鍛えて、来春のゴルフシーズンをベストな状態で迎えちゃいましょう!

今月の放送予定は以下の公式サイトでご確認ください!