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ゴルフスイング

おっ3

ヘッドスピードについて考える!~前編~

こんにちは、ライターの『おっ3』です。

ゴルファーならば、ヘッドスピードを気にしたことは一度や二度ではないと思います。

基準とされる単位はメートル/秒(m/s)で、1秒間に何メートル進むのか? というのがヘッドスピードですよね。

この単位を置き換えてみると、ちょっと違ったものが見えて来ます!

ヘッドスピードを時速に置き換えてみると・・・

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地上最速の動物チーターは、最高時速115キロと言われています。

では、ヘッドスピード40m/sを時速に置き換えるとチーターと比較して速いのでしょうか? それとも遅いのでしょうか?

40m×60×60÷1000=144km/h

ヘッドスピード40m/sは、なんと時速144キロなのです。

チーターよりも30km/hほど速いことになります。

インパクトゾーンを仮にボールの前後30センチとすると、通過時間は計算上は、0.0075秒ということになります。

0.0075秒間でできることとは?

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『まばたき』に要する時間はどのくらいと思われますか?

一瞬のことに例えられる『まばたきの瞬間』は、0.1秒です。

ヘッドスピード40m/sのゴルファーのインパクトゾーン通過時間よりもだいぶ遅いことになります。

それほどわずかの時間に手先で小細工することは、可能なのでしょうか?

少なくとも、『おっ3』には不可能です。

53歳とはいえ、そこそこ運動神経には覚えがありますが、そのわずかな時間に確実に反応して身体を動かすことは無理と判断します。

インパクトゾーンを大きくとらえる!

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では、『インパクトゾーン』をスイング全体まで拡大して考えたらどうでしょう?

両腕の動く範囲は、大体写真の時計ぐらいですよね。

身体の大きさや腕の長さ、シャフトの長さによってクラブヘッドの総移動距離は変わります。

また、パワーヒッターと平均的な方ではスイングに必要とする時間は変わりますが、一般的な男性で、それは2秒弱と言われています。

ヘッドスピードを上げたいならば、インパクトゾーンで小細工するのではなく、セットアップと、2秒弱と言われているスイング全体の動きで考えるのが合理的と思います。

わずか0.0075秒の間で、意識的に腕を振ったり、手首を返したりして調整するのは人知の領域を超えているのですから!