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ゴルフクラブ

とや

長いのと短いのでどう変わる?ドライバーの重心距離ってなんだろう?

こんにちは、ライターのとやです!

「重心距離」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

でもその重心距離について、どんなものなのか、重心距離が変わるとどういう影響が出るのかご存知ですか?

実はドライバーの重心距離って結構大切なことも。

ドライバーの重心距離を理解して今後のドライバー選びの参考にしてみましょう。

ドライバーの重心距離とは?

ドライバーの重心距離とは、シャフト延長線上から垂直に、重心位置までの距離を測ったもの。

ドライバーをよく見てみると、形は千差万別、さらには重心距離もそれぞれ違いがあります。

重心距離が違うさまざまなドライバーは、それぞれに「意図」があるということにつながりますよね。

この重心が変わるだけで、そのドライバーの性能や特徴が変わります。

大型ヘッドやシャローフェース(フェースの高さが低い)のヘッドはこの重心距離が長く、逆に小振りなヘッドやディープフェース(フェースの高さが高い)のヘッドは重心距離が短くなる傾向があります。

最近では、だいたい38ミリ~40ミリくらいを標準として、「長い」「短い」と言っているようです。

重心距離が長いと何が起こる?

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重心距離が長いドライバーではヘッドが返りにくくなる特徴が現れます。

ヘッドが返りにくくなるということは、ドライバーを引っ掛けるクセのあるゴルファーは重心距離が長いドライバーとの相性がいい、ということになりますね。

さらに重心距離が長くなることで、手元での操作がしにくくなります。

オートマチックにボールをつかまえてスイングなりの飛距離を出したい、ドライバーの方向性のバラつきを抑えたい、というゴルファーもこの重心距離が長いドライバーをおすすめします。

逆にデメリットはヘッドが返りにくくなることで、インパクトでフェースが開き気味に当たるゴルファーもいる点です。

スライサーがこういったドライバーをチョイスすると、症状がさらにひどくなる可能性も・・・。

重心距離が短いと何が起こる?

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重心距離が短いドライバーではヘッドが返りやすくなります。

そのためインパクトでフェースが開くスライサーのゴルファーには、重心距離が短いドライバーとの相性が◎。

また重心距離が短いとヘッドを操作しやすくなります。

そのためホールによってドローやフェードを使い分けたり、障害物を避けてショットをしたいなど、ゴルファーの意図をボールに伝えやすくなります。

反面、ヘッドが返りやすいので、余計な力が入ったりするとすぐにクラブの挙動へと現れるのがデメリット。

スイングが安定しないゴルファーには、ちょっと難しく感じられるかもしれません。

ドライバーの重心距離と自分のスイングの相性は?

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重心距離が変わるだけで、どんなドライバーがいいのかある程度分かったら、自分のスイングとの相性を確認してみましょう。

○オートマチックに打てて方向性を安定させたい・・・重心距離長め
○つかまったボールが打てて操作性もほしい・・・重心距離短め

といったドライバーを選ぶようにしてみましょう。

本当は、方向性を安定させつつ(重心距離長め)、つかまったボールが打ちたい(重心距離短め)というのが本音なんですが、そうそう上手くはいかないようです。

重心距離長め、短めの両者のメリットだけを取り入れたドライバーって発売されないものなんでしょうか・・・?