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初心者

Nick Jagger

スコアがよくなる歩き方がある!?正しく歩いてスコアアップ!

近年、カートが導入されているコースが増えて、すっかり歩かなくなったゴルファーも多いことでしょう。

しかし、本来ゴルフは歩くこともゲームの重要な要素なのです。

その証拠に、プロトーナメントはもちろん、アマチュアの公式な試合でも、シニアなどを除けば、カートは禁止です。

1ラウンド歩けば、その距離は7キロ以上になります。

ゴルファーには、それだけの距離を歩いても、パフォーマンスが落ちないだけの体力が求められているわけです。

歩くことでコースの情報がキャッチできる

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コースでカートに乗りっぱなしのゴルファーは、体力が落ちるだけでなく、ゴルファーに必要なバランス感覚や感性も養えません。

人間というのは、全身の筋肉をバランスよく使いながら歩いているのです。

歩くことはあらゆるスポーツの基本ですが、特にバランスの良さが求められるゴルフでは、歩くことはそれだけでスイングを良くする効果があるのです。

また、ゴルファーの足は、ラフの深さやグリーンの傾斜、バンカーの砂質など、ゴルフコースを攻略するためのさまざまな情報をキャッチするためのアンテナでもあるのです。

つまり、歩かないゴルファーは、自らそのアンテナを捨ててしまっているのです。

歩くことでスイングリズムや間(ま)を作ることができる

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さらに歩くことで、スイングのリズムやゴルフに必要な間を作ることもできます。

カートに乗って、ボールの場所まで横付けして、少し歩き、打ち終わったら再びカートに戻ってグリーンへ……というのでは、決していいリズムは生まれません。

というわけで、ここではもっとゴルフが上手になる歩き方を紹介しましょう。

まずは姿勢ですが、胸を張り、背筋を伸ばし、骨盤を少しだけ前傾させます。腰の位置を高くキープすることも意識します。

歩く時は、腕を後ろに振ることで骨盤が連動して動き、スムーズに足が出る感覚をつかみましょう。

そしてかかとから着地したら、足の裏全体を使って体重を母指球に送り、最後は足の指全体で地面をつかむようにして送り出します。

歩幅が広くなると、股関節の動きに余裕が出る

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この歩き方ですと、確実にそれまでよりも歩幅が広くなるはずです。

足の裏に体重が乗っている時間が長くなるため、次の一歩がこれまでよりも数センチ前に出るようになります。

歩幅が広くなると、骨盤周辺にある腸腰筋が伸びて、股関節の動きに余裕が出ます。

つまり、正しい姿勢で歩くことは、股関節のストレッチをやっているのと同じ効果があるのです。

また、この歩き方がリズミカルにできるようになると、無駄な動きが少ない分、思ったほど疲れません。

そして、ゴルフスイングが良くなるだけでなく、普段の姿勢も良くなること間違いないですよ。