Gride

ゴルフスイング

下田信司

素振りで最大の効果を出すために気を付けるポイントとは

ボールを打たない素振り練習には様々なメリットがあります。

しかし、やり方を間違えるとせっかくの良い練習がまったく効果のないものになってしまいます。

今回はそうならないための素振り練習での注意点について考えてみましょう。

まず素振りには2つの種類があります。

1つはヘッドスピードを上げるためのトレーニング的な素振り、そしてもう1つはスイング中の自分の悪い動きを修正するための素振りです。

素振りで最大限の効果を出そうと考えた場合、この2つの素振りを意識的に使い分ける必要があります。

今回は特に皆さんが素振りをする一番の目的であろう、ヘッドスピードを上げるための素振りの注意すべきポイントについてお話しします。

ヘッドスピードを上げる素振りの注意ポイント1「重過ぎ、長過ぎの物は振らない」

ヘッドスピードを上げる目的の素振りの場合は、まず単純に速く振る意識が必要です。

この時、気を付けたいのがどういう物を振るか? です。

まず絶対におすすめしないのが自分の体力以上に重い物です。

重い物を無理に振ると身体が暴れるクセが付くからです。

逆に自分が振ってみて少し軽さを感じるくらいの物であればバットでも素振り用器具でも構いません。

そして、もう1つ要注意なのが長過ぎる物です。

これも重過ぎ同様にスイングを崩してしまう可能性が高くなります。

特に、まだ身長の低いジュニアゴルファーに長い物を振らせるのは、百害あって一利なしなので気を付けましょう!

ヘッドスピードを上げる素振りの注意ポイント2「切り返しの動きに細心の注意を」

速く振る素振りは、スイングの中でも最重要ポイントである「切り返し」の動きを悪くしてしまう恐れがあります。

そうなると、上手くなるための素振り練習が、下手になる練習になってしまい本末転倒という事態になってしまいます。

そうならないために、切り返しの動きには細心の注意を払わなければなりません。

ぜひ、ご自分の素振りを動画で撮るなどして切り返しの動きを常にチェックすることをおすすめします。