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似ているようで大違い!?「1人予約」「1人ラウンド」とは?

ゴルフのネット予約が発達したおかげで、今では誰でも好きな時に1人でゴルフ場に行ってラウンドができるようになりました。

1人でゴルフ場に行ってラウンドする方法に、“1人予約”と“1人ラウンド”があります。

名前は似ていますが、まったく別物です。

他人同士で1組を形成する“1人予約”

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ゴルフは1組当たり2名~4名でラウンドするのが一般的です。

各ゴルフ場にはスタート枠というものがあり(例:アウトコース7:00スタートなど)、そのスタート時間なると組ごとにスタートさせます。

急にゴルフに行きたくなった場合はなかなかゴルフ仲間と予定を合わせるのが難しいため、サービスとして発展したのが“1人予約”です。

1人予約は知らない方と同伴者になって1組を形成します。

ゴルフ場のアウト7:00というスタート枠に対し、1人1人が予約を行い、知らない人同士を組み合わせてラウンドするという形です。

【通常の予約の場合】
アウト7:00スタート
予約代表者Aさん……同伴者Bさん~Dさん

アウト7:07スタート
予約代表者Eさん……同伴者Fさん~Hさん

【1人予約の場合】
OUT 7:00 1人目……予約代表者Aさん
OUT 7:00 2人目……予約代表者Bさん
OUT 7:00 3人目……予約代表者Cさん
OUT 7:00 4人目……予約代表者Dさん

……といった具合です。

完全プライベートの“1人ラウンド”

名前が似ているので“1人予約”と“1人ラウンド”をよく間違えているゴルファーがいますがまったくの別物です。

“1人ラウンド”は完全にプライベートな空間です。

1人ラウンドはゴルフ場のスタート枠(例:アウト7:00)を独り占めする状態です。

同伴者はおらず完全に1人でラウンドできるので、ゴルフ場の大自然を独り占めすることができます。

ただし組み合わせでなく1人でラウンドする分、ゴルフ場から1バッグ割り増しを請求される場合が一般的です。

通常のラウンド価格より割高になりますがご了承ください。

※地方のひなびたリゾートコースなどでは、予約なし、割り増しなしで飛び込みで行って1人ラウンドできるようなコースもまれにあります。

【1人ラウンドの場合】
アウト7:00スタート……予約代表者Aさん
アウト7:07スタート……予約代表者Bさん
アウト7:14スタート……予約代表者Cさん

※1人ラウンドがこんなにも連続することはほとんどありません。

1人予約と1人ラウンドが流行った理由

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ゴルフ場の不景気によってビジターにも解禁されたサービスが1人予約ですが、なぜここまで流行ったのでしょうか?

一言で言うと時代背景にマッチしたからでしょう。

・不定休な働き方の人が多い
・友達と予定を合わせるのがめんどくさい

1人予約が流行った理由としては少しネガティブな理由が多いですね。

他人と予定を合わせて前もって予約するというのを面倒に感じ、ゴルフに行きたくなった時に行くという感覚になりつつあります。

反対に1人予約を通してゴルフ仲間を増やしたいというポジティブなニーズを持っているゴルファーも増えています。