Gride

ゴルフスイング

しだしんご

アプローチ練習場ではいろいろな打ち方を試してみましょう!!

こんにちは♪

ゴルフ場や打ちっ放し練習場に併設されている、アプローチ練習場。

普段マットの上ばかりで打っているわれわれアマチュアゴルファーにとっては、本物の芝の上で練習できる貴重な機会。

そんな時こそ、実戦を想定したいろいろな打ち方を試して、「本番力」を上げていきましょう!

本番では、いいライばかりでは打てません

getty

ゴルフはティーショット以外、同じライから打つことは二度とはありません。

毎回様々な傾斜やライ、風、残り距離からショットを打つことになります。

「あるがままでプレー」するゴルフというスポーツの特性上、今自分のボールの置かれている状況を的確に判断し、それに対してどういうクラブやショットを選択するのが正解かを、常に考えなければいけません。

アプローチ練習場は、そういう「状況判断能力」を鍛える場所であり、失敗しても何度でも実験ができる、とっても有益な場所なんです。

よくアプローチ練習場で芝生の生え揃ったいいライを探し、その場所ばかりで打っている人を見かけますが、あまり有効とは言えません。

なぜなら本番でそんないい状況からアプローチを打てる機会は少ないからです。

本番で起こり得る様々な状況を想定し、いろいろなクラブや打ち方を試してみる。

こうした経験が、ゴルファーの経験値をどんどんアップさせていくのです!

あえてサンドウェッジの歯で打ってみる

では早速、いくつか試していただきたい打ち方をご紹介したいと思います。

まずは、サンドウェッジの歯(リーディングエッジ)で転がす打ち方です。プロゴルファーもよくこの打ち方を使います。

状況としては、例えばボールのすぐ後ろに長い芝があり、上手くボールの赤道下にコンタクトできない時です。

パターのようにクラブを低く動かし、ボールの赤道付近をヒットして転がします。ボールを上げてはいけません。

この打ち方を覚えると、トラブル回避だけでなく、クラブ軌道が緩やかになるため、サンドウェッジのバウンスを上手く滑らせる打ち方がマスターできます。

また、パッティングにおいてパターの芯でとらえる訓練にもなります。

あえて芯を外して打ってみる

これはボールの勢いを殺したい場合に効果テキメンです。

グリーン奥からの下り傾斜で非常に役に立つ打ち方です。

芯を外してクラブの先端で打つので、芯で打つよりも出球の勢いがなくなります。

また、クラブのヒール側を浮かせて構えると、地面との接地面が少なくなるのでザックリ防止にもなります。

あえてディボット跡から打ってみる

アプローチ練習場では、あえて過酷な状況(笑)に身を置くことも大切です。

ディボット跡は、少しでもクラブが手前から入るとボールはまったく飛びません。

それを警戒して少しでも腕が縮こまると、今度はトップします。

ここではいろいろなクラブを試してみることをおススメします。

“アプローチはサンドウェッジ”という、誰が決めたわけでもない方程式を崩すにはいい機会です。

ダフリやすいならパターで転がす、ユーティリティやフェアウェイウッドで「パチンッ」と打ってみる、アイアンのフェースを閉じてクリーンに打ってみる……考えられるクラブと打ち方の組み合わせをいろいろ試してみましょう。

きっとご自身が気に入る打ち方が1~2個見つかると思います。

「男は黙ってサンドウェッジ!」というなら、あえてバンカーショットのようにエクスプロージョンショットで打ってみるのも手です。

とにかくいろいろ試してみましょう。

傾斜地も忘れずに♪

先ほどお話ししたように、ゴルフは平坦な場所で打てることの方が稀(まれ)です。

ほとんどが何らかの傾斜地からのショットになりますから、傾斜がボールに与える影響を知っておく必要があります。

アプローチ練習場では傾斜地から打ったショットがグリーン上でどのように転がるかをジックリと観察できます。

例えばつま先上がりから普通に打つと、ボールは左に飛び出し、グリーン上でさらに左に転がります。ボールにフック回転がかかるからです。

傾斜なりの弾道で飛ばしてみるのもよし、傾斜に逆らって逆の回転をかけてみるのもアリでしょう。

ゴルフ教本には載っていない「あなたに合った」打ち方がきっと見つかるはずです。

ゴルフ教本と反対のことをやったら上手くいくということもあるでしょう。

アプローチ練習場はいい実験場であり遊び場です。いろいろ試して「本番力」を上げていってくださいね♪