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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

練習場シングルを卒業するためにはどんな練習をすればいいのか(その3)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
 
「練習場シングル」と言われ、練習しているのに報われない……そんなあなたも練習方法次第で練習場シングルを卒業できますよ。

正確なインパクトと方向性

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コースで必要なのは正確なインパクトです。

その練習は前回行った、ボールの手前に1センチ幅にちぎったガムテープをボールの手前に貼り、そのガムテープを取らないようにボールを打つという練習方法です。

地味な練習ですが、緊張感を持ちながら練習するので効果抜群です。

ある程度安定してガムテープを取らないで打てるようになったら、次に、取り組んでいただくのは、方向性の向上です。

練習場の奥にネットの支柱があると思いますが、支柱と支柱の間にボールを飛ばす(運ぶ)練習です。少しでも外れたらOBと想定します。

これもガムテープを取らないように行います。

支柱と支柱の間の距離を把握していると、より現実的なイメージが湧きますので、係の人に支柱間の距離を聞いて置くと良いと思います。

支柱間が10メートルあれば、おおよそグリーンの横幅くらいです。

絶対に右に行かせない、絶対に左に行かせない

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上記の練習を7番アイアンで安定してできるようになれば、長いクラブも短いクラブも同じ様に振れば良いのです。

その練習の次は、絶対に右のポールより右に打たないように、自分なりの方法を見つける。

その逆に絶対に左のポールより左に打たないように、自分なりの方法を見つけてください(この部分はスイングにより異なりますので不用意にアドバイスはできません)。

この練習は、コースで大変役に立ちます。

7番アイアンで、ガムテープを取らないように打ち、ボールを支柱と支柱の間に打てる(運べる)ようになれば、上級者のボールヒット・レベルに達しています。

当店(ビッグキャリーゴルフショップ)で行う時には、天井から2本の紐を垂らし、紐と紐の幅50センチの中に打球を収めるように打つ練習です。

当然ガムテープを取らないように打ちます。

練習場シングルの卒業レベルです

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上記の練習を10球中8球成功すれば、練習場シングルは卒業できるレベルになっています。

最後に、スイングは一つです。

複雑にしてはいけません、ゴルフ自体が自然を相手にする複雑なゲームなのです。

スイングまでが複雑では簡単には上達できませんし、ゲームを楽しめません。

同じスイングでドライバーからフェアウェイウッド、ショートアイアンまで打ち方は一つです。

しかし、状況や条件によりボールの位置を変えたり、高低を打ち分けたりするために、少しアレンジするだけです。

スイングは一つです、そのスイングを作り上げてください。

レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。


私の書いた本の中で今回のテーマで参考になる本は、「75%のゴルフで上手くなる」という本です。

できるだけ簡単なスイング理論でゴルフをプレーしたい方はぜひ読んで見てください。