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ゴルフスイング

しだしんご

曲がったっていいじゃない♪曲げて狙う練習も楽しいですよ!

こんにちは♪

週末に近所の練習場に行くと、なにやら首をかしげながら不服そうな表情で打っている男性が。

何が不服なのかというと、狙いにまっすぐ構えているのに、打っても打ってもスライスボールで、右に曲がっていくのが気に入らない様子。

しまいには、ミスショットの度にクラブを叩きつけるわ、舌打ちまで始める始末。せっかくの週末なのに、なんだか楽しくなさそうでもったいないですね。

なんでそこまで「まっすぐのボール」にこだわるんでしょうか?

「曲がったっていいじゃない」というのが、今回のお話です♪

丸いボールに鉄板をぶつけてまっすぐ飛ぶわけないやん!?

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というのが私の持論です(笑)。

こんなまん丸なボールを、「1センチも曲がるな!!」なんて、絶対に不可能だと思いませんか?

事実、プロゴルファーのまっすぐに「見える」ボールも、サイドスピンが入って少なからず右か左のなだらかなカーブを描いているものです。

そんな「幻のようなストレートボール」を追い求めても、ストレスの元です。

せっかくの休日なのですから、もう少し楽しんでみませんか?

気持ちはバッバ・ワトソン!? 曲げて狙う楽しみ

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アメリカPGAツアーのトップ選手、バッバ・ワトソン。

彼は基本、ドライバーは「どスライス」、アイアンは「どフック」で攻めます。

平気で20ヤードも30ヤードも曲げてターゲットを狙ってくる彼のスタイルは、常識外れに見えて、ある意味楽しんでいるようにも見えますし、なにより魅力的です。

そして彼は、ほとんどストレートボールを打ちません。というより、ハナから打とうともしていません(笑)。

ゴルフは、スコアを競うゲームです。ルールの範囲内であれば、転がそうが、曲げようが、天高くボールを舞い上げようが、関係ありません。

一般ゴルファーは、「まっすぐ構えて、まっすぐ飛ばす」ことにばかり気を取られて、肝心の「ゴルフを楽しむこと」や「いいスコアを出すこと」を忘れているような気がしてなりません。

練習場でスライスが出るなら、あえて「どスライス」で曲げて狙ってみる。

「上がってナンボ」だからこそあるゴルフの醍醐味が、この「あえて曲げてみる」ショットに隠されているのかもしれません。

曲がりを矯正しようとせず、ゆったりとフィニッシュまでスムーズスイングすることだけを心掛けてみると・・・

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練習場に来て、スライスばかり出るとします。そうしたら、目標の左に向いて、あえて曲げて狙ってください。

その時には、とにかくゆったりとした「スムーズスイング」で、フィニッシュまで振り切ることです。絶対に手先で曲がりを矯正しようとしないこと!!

狙い通りにスライスして目標に何発も打てれば、とても気持ちがいいものですし、楽しいですよ!

ゴルフが上手くなったような感じがして、リズムも気分もよくなります。休日の時間が、とても楽しく有意義に感じられます。

そして、スムーズスイングで振り切れば、案外曲げようと思ってもそんなに曲がらないことにも気づくと思います。

「曲げたくない」と思えば曲がり、「あえて曲げよう」とすると意外と曲がらない。
これもゴルフの楽しさです♪