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初心者

LITTLE RED BOOK

【126切り講座】なぜゴルファーは朝、言い訳をするのか?

「126を打たないゴルフ」を目指している皆さん、調子はいかがですか?

126は周りに迷惑をかけず、自分も楽しくプレーできる最低のスコアです。

ぜひ今年中に達成できるように頑張りましょう。

ところで皆さんは、朝、ゴルフコースの練習グリーンで、大声で言い訳している人を見たことがありませんか?

あのおじさん達は、パットの練習そっちのけで、何を言っているのでしょうか?

今日は彼らの言い訳に少し耳を傾けてみましょう。

前のラウンドから全然練習してないよ〜

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これは、翻訳が必要ですね。

「今日のスコアは悪いかもしれないが、私の実力はこんなものではない」

予防線を張っておくことで、失敗した際のダメージを和らげようとしているのでしょうね。

しかしこのような言い訳を聞いても、その人が上手だとは到底思えませんよね。

それに無駄な言い訳なら、しないほうがマシだと思いませんか?

グリーンが遅過ぎてスリーパットばっかりだよ〜

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これも、翻訳が必要ですね。

グリーンの芝の刈り込み具合が自分のプレーに合わない、と言っているのでしょう。

それでは、もっと芝を短く刈り込んだ高速グリーンだったらどうなるのでしょう。

グリーンの刈り込みは短いほどパットの難度は上がりますので、通常はスコアは悪くなります。

つまりグリーンの遅さを言い訳にするのは、大きな勘違いなのです。

この間のキャディのアドバイスは最低だったね〜

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このように、自分のミスをキャディのせいにする人、いますよね。

先日のキャディは距離がデタラメだった、ラインの読みが全然違っていた、云々。

しかし「キャディ」とは本来「クラブを持ち運ぶ人」のことです。

グリーンまでの残り距離やパッティングのラインはプレーヤー自身が判断しなければなりません。

キャディはあくまでアドバイザーです。

キャディへの責任転嫁は、プレーヤーとして最も聞き苦しい言い訳の一つです。

昨夜飲み過ぎてほとんど寝てないんだよ〜

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ゴルフコンペの前夜祭、みんなと楽しく飲みに行ってつい飲み過ぎたのでしょう。

しかしこれでは、自分はセルフマネジメントができていない、心の弱い人間であることを吹聴しているようなものです。

最初に挙げた「前回から全然練習していないよ~」と同じですね。

本人は予防線を張っているつもりかもしれませんが、実際には周囲の人々の失笑を買っているかもしれませんよ。

次回、言い訳を我慢してラウンドしてみませんか?

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ゴルフは上手く行く事よりも、上手く行かない事の方がはるかに多いゲームです。

ベン・ホーガンという名プレーヤーは、次のような言葉を残しています。

「ゴルフにおける言い訳は、貴方の友人を苦しめるだけでなく、貴方自身も不幸にする」

さて、ここで皆さんに提案です。

次回のゴルフでは、一度言い訳を我慢して18ホールをラウンドしてみませんか?

自分が黙っていると、周囲のプレーヤーの言い訳が実によく聞こえて来ます。

これまで自分が、いかに聞き苦しい言い訳をしてきたのかが、分かると思います。

このコラムを読んだ人は、次回のラウンドでぜひ実践してみてください。

皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。