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http://www.golf.com/tour-news/2018/05/16/crazy-golfers-brave-erupting-volcano-hawaii-sneak-round-photos

ゴルフコース・練習場

こせきよういち

デンジャー!でも、ゴルファーは引き下がらない ~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#73

先週、最も多く目にしたゴルフ画像がこれです(下掲の画像も)。

一向に終息する気配のないハワイ島のキラウエア火山。その吹き上がる噴煙のもとでプレーするゴルファーの画像です。

望遠レンズのためでしょうか、噴煙はすぐそばから上がっているように見えますが、十分に安全な距離なのでしょう。でも、その迫力たるや……。

今回のテーマは危険と隣り合わせ--のように見える、ゴルフ場です。

噴火する火山のそばでも

上掲の2画像は、キラウエア火山の北にある「ボルケーノ・ゴルフ&CC」で、先週の火曜日(2018年5月15日)に撮影されたものです。

レポートによれば、この時点では同CCは見た目ほどデンジャーではありませんでした。

ところが、2日後の木曜日、ハワイ州の市民防衛局(Civil Defense Agency)が有毒ガスが流れ込む可能性が高まったとして、ゴルフ場からの避難を呼びかけました。

直後、アメリカのゴルフメディアが同ゴルフ場に連絡を取ったのですが、応答がなかったそうです。すぐに退避したのでしょう。

ちなみに、下記リンクの動画は、米ツアーの3部ツアーである「PGAツアー・ラテンアメリカ」のグアテマラでのトーナメントで撮影されたものです。

練習場の正面に見えるのはフエゴ山。大噴火すれば火山灰や噴石が飛んできそうな距離に見えます。

山火事が迫っていても

アメリカの西海岸は近年、雨不足で大規模な山火事が毎年のように発生しています。

この画像は昨年9月、シアトルのあるワシントン州のビーコン・ロックGCというゴルフ場で撮影されたもの。

これがネットにシェアされた直後は、あまりの迫力に合成では? と疑われたようです。しかし、メディアが同GCに問い合わせ、ホンモノと確認されています。

実際は、この画像ほどには火は迫っていないのでしょうね。

西海岸の山火事と言えば、昨年10月、今季の米ツアー開幕戦「セーフウェイ・オープン」の会場=カリフォルニア州のナパ・バレーにある「シルバラード・リゾート&スパ」が同トーナメント終了直後に火の手が迫り、施設も含め、コースの一部が火に包まれています。

その模様は、下記リンク先をご覧ください。

そして、地雷原の中でも人はゴルフを楽しむ

「世界一デンジャーなゴルフ場」といえば、ここでしょう。

何と言っても、あの『スポーツ・イラストレイテッド』誌がそう認定しているのですから(下の画像の看板に明記)。

場所は北緯38度。北朝鮮と国境を接した韓国のパンムンジョム(板門店)の米軍キャンプ「キャンプ・ボニファス」に造られたパンムンジョムGCです。

GCと言っても、ホールは192ヤードのパー3ひとつ。

でも、そのホールは三方を地雷原に囲まれているのです。

だから、看板には「ラフのラインを越えたボールを探すことはできません」とあります。

それは当然としても、ラフに打ち込んだボールが地雷のセンサーに触れて爆発! なんてことはないのかな。