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初心者

PAR RUSH 01

初心者の初ラウンドに必要なことは?流れを教えて同伴してプレー!

まだ、ゴルフを始めて間もない、スイングはハーフショットくらいの初心者の、初めてのラウンドにお付き合いしました。

ラウンドの右も左もわからない若者でしたが、幸いにも当日は快晴で、爽やかな風を受けて、新緑の中でプレーして、ゴルフの難しさや少し当たった時の爽快感など、ゴルフの楽しさを味わってもらえたようです!

これで、ゴルフファンが一人増えたと思います!

まずは、ラウンドの流れを事前学習!

仕事も兼ねて、80名を越える大きなコンペを実施することがありました。

ゴルフは大事なコミュニケーションツールです。

ですから、ゴルフに少しでも興味がある若者には、積極的にゴルフに参加してもらえるように推奨すると同時に、ラウンドをするための先輩ゴルファーとして、様々なフォローをするようにしています。

初めてラウンドする前には、「ゴルフ塾」と題する資料で、コースでの一日の流れを説明して、学習してもらいます。

この資料は4年前から使用していて、ラウンドに関するバイブルになっています。

当日の朝、ウェッジの練習場で見て「ほおー」と感心!

さて、今回初めてラウンドする若者は、昨年入社したA君です。

父親がアスリートゴルファーらしく、6月のコンペに出たいという希望で、今回のミニコンペに参加して、ラウンドの実践練習をするというものでした。

ウェッジしか打てない練習場で、初めてA君のスイングを見ました。

確かに、まだハーフショットの前段階で、「これはまだ大変だなぁ!」と思いましたが、A君のアプローチには柔らかさがありました。

普通は、ガツンといってしまうものですが、これは素晴らしい! と感じました。

なぜなら、アプローチについて、ほとんど教えられていないようでしたので、この感覚はどこから来るのだろうか? と思ったわけです。

初めてのラウンドでは、ゴルフの楽しさを感じてほしい!

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ラウンドを開始する前に、A君には「スコアを気にすることはない。一日楽しくコースを回るようにすること、とにかく楽しくやろう!」と話しました。

さて、その内容ですが、まだすべてのクラブで大きく振ることができないので、ドライバーからアイアンまで、クラブ通りの距離は出ず飛びません。

しかし、空振りをすることはほとんどなく、小さなスイングでボールを運んでいました。

急な傾斜地で苦労することもありましたが、腕を柔らかくヘッドに仕事をさせるように指導しました。

さて、ビックリしたのは、アプローチとパターの距離感です。

一般的に、アプローチはトップしたりダフったりが普通ですが、それがありません!

また、下りの難しいアプローチでは柔らかく距離感も出せていました。

さらに、パターは行ったり来たりするのが普通なのに、距離感が合っているじゃありませんか!

私も、初ラウンドの初心者を数多く連れてラウンドをしていますが、アプローチとパターには、天性のものがあると感じました!

最後は、ドライバーも少し飛んで満足のフィニッシュ!

A君は飛びませんから、ホールインターバル以外は、カートに乗ることがほとんどできません。

でも、彼は嫌な顔をせずに楽しそうに、クラブを3本ほど持って走っていました。

いよいよ、最終ホールに来ました。そのドライバーショットは今日一の当たりで、満足そうでした。

残念ながら4打では乗らずにこのホールをダブルパーとしましたが、最後は笑顔で終えることができました。

スコアは、良く数えて170以上でしたが、初めてのラウンドで、このコースはかなり厳しいコースということを考えれば、上出来でしょう!

そして、あのアプローチとパターは必ず武器になる、そんな予感を感じさせるA君の初ラウンドでした。

終わって、今日のメンバーでお茶を飲みながら、感想を聞かれ「楽しかったです。上手くいく気持ち良さ、ゴルフの難しさを感じることができました!」とコメント。

スクールに通いなさい、とアドバイスしました。彼にとって忘れられないラウンドになったことでしょう!