Gride

gettyimages/541104110
getty

ゴルフスイング

もーりー

『方向性を良くする=ストレートボール』が必ず当てはまるわけではない!?

皆さんゴルフを楽しんでいますか!

こんにちは、ライターのもーりーです。

ゴルフスイングで誰もが手に入れたいのが『方向性』。

どんなに飛距離が出せたとしても方向性が伴わなければ、ティーショットはOB、アイアンショットではグリーンをとらえられません。

ただ、特に初心者に多いのが『方向性を良くする=ストレートボール』という考え方。

もしかしたらその“真っすぐ飛ばすことへのこだわり”がスコアアップの妨げになっているのかもしれません。

ストレートボールを打つのが一番難しい

getty

ゴルフスイングで誰もが手に入れたいのが『方向性』。

では『方向性が良い』とういうのはどいう球筋のことを言うのでしょうか。

「そりゃ、真っすぐ(ストレート)でしょ!」と躊躇(ちゅうちょ)なく答えた人は要注意かもしれません。

私は方向性を良くしようとして真っすぐ打とうとすることが、逆にゴルフを難しくしている気がしてなりません。

えっ、どうしてかって?

なぜならゴルフスイングで一番難しいのは『真っすぐ(ストレート)なボールを打つこと』だからです。

よくプロゴルファーの『持ち球』を特集している記事がありますが、その内訳を見ても、ほとんどのプロゴルファーがドローかフェードのどちらかに属しています。

いっぽうでストレートが持ち球だというプロゴルファーは、男女問わず全体の1割にも満たないと思います。

もしストレートボールがスコアに直結するなら、生活が懸かっているプロゴルファーはみんなストレートボールを打つはずです。

ところが実際はそうではありません。

プロゴルファーも難しいストレートボールにはあまり手を出さずに、ドローやフェードの球筋を利用して方向性を出しているわけです。

アマチュアはストレートボールにこだわって方向性を悪くしている

getty

プロゴルファーがストレートボールを打たない、というより避けている理由は、打つのが難しいからだけではありません。

最大の理由は、

『ストレートボールだとミスショットをしたときに左右どちらに曲がるかの予測がつかないから!』

ということのようです。

どちらに曲がるかわからないとなると、ボールを打ち出す方向というのは必然的に狭くなってしまいます。

そうすると心理的に必要以上のプレッシャーがかかってしまい、余計にボールが曲がりやすくなります。

ドライバーショットで右に曲がるか左に曲がるかわからないからと、とりあえずフェアウェイ真ん中に向かって「真っすぐ」狙ったつもりが……。

結果は右に曲げてOB、そして次のホールでは左に曲げてOBの繰り返し……。

アマチュア(アベレージゴルファー)によくあるパターンですよね……。

『ストレートに打たなくてもいい』から始めてみる!

getty

というわけで方向性を良くしたいと思っている初心者やアベレージゴルファーは、

『ストレートに打たなくてもいい』

から始めてみるのも一つの方法だと私は思います。

真っすぐに打たなくてもいいと考えただけで気持ちも楽になりませんか!(笑)

その代わり、方向性を良くするために必要なことがあります。

ここまで読み進めて気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

方向性を良くするために最優先すべきは……、『曲がりを一定方向にして逆球を打たない!』。

もし今の球筋がスライス(フェード)系なら、逆球であるフックボールが出ないことを第一に考えるわけです。

初心者やアベレージにとっての『方向性』って、フェアウェイの真ん中の1メートル幅にボールを置くことや、カップから1メートル以内に乗せる、ということではないですよね。

むしろ『ティーショットでフェアウェイのどこかにボールが止まってくれたり、グリーンに安全に乗せられれば十分』という感じですよね。

そうであれば、スライス(フェード)系かフック(ドロー)系で球筋を一定にするだけで、フェアウェイキープやグリーンに乗せる確率はずいぶん良くなるはずです。

仮にキレイなドローボールが10球中3~4球は打てるけど、あとは右に曲がるか左に曲がるかまちまち……という人と、ドローというよりフックの度合いが強いけど、10球ともそのフックボールが打てる人がいたとします。

予測がつく分、後者のほうがフェアウェイキープ率もグリーンに乗る確率も高くなるはず。

すなわち方向性は良いということです。

まとめ

getty

方向性を良くしたい初心者やアベレージゴルファーにおすすめしたい、考え方や練習の順番になります。

ステップ1:ストレートに打とうしない

ステップ2:スライス(フェード)系か、フック(ドロー)系で球筋を一定にする(曲がりを一定方向にして逆球を打たない!)

ステップ3:その球筋での曲がり度合いを少なくしていく練習をする(スライス→フェード、もしくはフック→ドロー)

この3つのステップで結果が出てから、ようやくストレートボールに挑戦してもいいかな~ぐらいな感じですかね。

繰り返しますが、ゴルフでいうところの『方向性』を良くするのに、ストレートボールである必要はありません!

むしろ曲がりを一定方向にして逆球を打たないことのほうが大切ですよ!!

興味のある方は上記のステップ1~3を試してみてくださいね。

それでは、また!