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PAR RUSH 01

半年前と同じコンペ、同じ組合せでラウンド!結果は?〜いつも80台を目指す“ラウンド日記”第25回

昨年の秋にラウンド日記第2回で紹介したコンペの、春の陣が開催されました。

場所は同じ「水戸・ゴルフ・クラブ」です。

前回は、東西コースでしたが、今回は南北コースを使用しました。

今回も、前回と同じ4組16名のコンペで、前回と同じように先輩のAさん、同年齢のBさん、一回り以上若いCさんという組合せで、またまたガチンコ勝負となりました。

さて、その行方は…??

前回はやや不調だったCさんが絶好調で、スタートから飛び出す!

今回は、これまでのコースと違って、私の記憶にない南北コースをラウンドしました。

40分も待たされてスタートして、ティーショットは全員フェアウェイで、Cさんはベタピンのナイスショット!

しかし、これを外しましたが、一人だけパーで、他の3人はボギー発進となりました。

次の短いミドル(パー4)で、Cさんはまたベタピンでナイスバーディー、私はパー、Bさんはダボ、CさんはOBもありトリプルとなり、スコアが動きました。

次のホールで私がティーショットをミスして、トリプルを叩き、前回ガチンコ勝負をしていたAさんはこの日はショットがやや不調で、ボギーペースは危しという状況で、一方でBさんは今日は頑張っていました。

そんな中で、Cさんはいつもならティーショットで、左右に曲がることがたまにありますが、今日はほぼ許容範囲に入って、少しくらいのミスがあっても大ミスにならず、ダボを叩かずにしのいでいました。

この人、こんなに上手だったかな? と思いながら他人を意識し過ぎた自分!

7番で私が3パットのダボを叩き、ボギーだったCさんとの差は開きました。

上がり3ホールをAさんが4オーバー、Bさんは3オーバー、私が3オーバーとしたのに対して、Cさんは2ホールをパーとして、1オーバーで終わりました。

特に、8番ロング(パー5)でティーショットのミスを、寄せワンでパーを拾ったのは見事でした!

さらに、このままいけば40というスコアになる、最終9番のセカンドを手前の花道に運び、そこからパターでOKに寄せたのも図太いなあ! という印象でした。

これを寄せられて、私は短いパーパットを外しました。

前半は脱帽です! Cさんがこんなにショットが良いのは、見たことがなかったのです。

結局、私44、Cさんは40で、4打差で前半を終えました。

私は、自分と戦っていたのではなく、他人を見てラウンドしていたのだと思います。これで、このコンペでのベスグロの連勝記録も途断えるかと思いました!

私は、直前ラウンドで3パットに泣いたことも忘れ、前回と同じ過ちをするゴルフを展開?

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私の前半は、直前のラウンドでの3パット連発病が収まらず、前半は3パットが3回、エッジからの3パットが2回と相変わらずの状態で、かなり凹みました。

それでも、何とか44にとどめることができたのは、このところの練習の成果だと思います!

これはパーオン率56%という数字が示す通りで、自分としてはショットは良かったという結果だと思います。

でも、最後はパットがすべてです!

後半のスタートホールでの一言の会話が、その後の思わぬ展開に発展することに!

昼食を終えて、後半がスタートしました。

このスタートホールで、私がCさんに「ベストスコアはいくつですか?」と尋ねました。

Cさんは「82です」と答えました。私は、前半の40というスコアとラウンドの内容を見て、70台もあるなぁ! と思っていましので、意外でした。

そして、「それならベストスコア更新もありますね!」と気軽に答えていました。

しかし、この何気ない言葉のやりとりが、Cさんにプレッシャーをかけることになったのかもしれません。

まず、スタートのミドルで、Cさんはベスポジ(ベストポジション)、私はセミラフでした。

グリーンに行ってみると、私はグリーン奥のラフ、Cさんは右上に乗っていました。

ここから、私が下りのアプローチを寄せて、Cさんは下りの長いパットを寄せきれず、上からのパーパットが残っていました。

この後、後半を占うパーパットの女神がどちらに微笑んだか?

そうです、私は寄せワンでパーを拾い、Cさんは外してボギーとなりました。

このパーパットが、次のショートで明暗を分けることになりました…

2番は、170ヤードの比較的長いショート(パー3)でした。

私は左端でしたが一応乗り、Cさんはそれまで安定していたショットが引っかかり、木に当たって出てきたものの、距離のあるバンカーに入りました。

これも女神が離れて行ったのかもしれません。

このバンカーショットは大きくグリーンを越えて崖の下へ落ちて行き、そこから寄らず入らずで痛恨の7となりました。

次のホールもダボを叩き、ボギー、パーと復調の兆しが見えた上がり3ホールの入口の7番ロングで林の中からのセカンドがOBとなり、このホールでまた9を叩きました。

続く8番でチップインバーディーとなったのですから、7番の9は痛かったと思います。

結局、Cさんは最終ホールをボギーとして、後半は50となりました。トータル90は決して悪いスコアではありませんが、前半が良かっただけに、ショックは大きかったと思います。

どこが、明暗を分けたのかは、結果論〈タラレバ〉になりますが、やはりベストスコアという一言! そして、最初のホールのパーパットだったと思います。

余裕で、好スコアを作れるはずが、思わぬ落とし穴に落ちて…でも最後は踏ん張った!

私は、後半のスタートを連続パーでスタートして、余裕でスコアを作れると思っていましたが、3番の長いミドルで、2打目を乗せたのにまた3パットで流れを切らして、そのあとの中盤ミドル3ホールは、ボギーを取るのがやっという情けないゴルフになりました。

それでも、終盤は踏ん張り、上がり3ホールをバーディー、ボギー、パーでしのぎ、何とか40に止めることができました。

後半はパーオン率が前半よりも悪い44%でしたが、パットが15パットで収めることができたのが勝因だと思います。

何度もお話してきましたが、ゴルフに欲は禁物! 常にチャレンジャーであることが必要!

ゴルフに欲は禁物です!

Cさんにエールを送るつもりで言った一言が、無言のプレッシャーになったのだとしたら、申し訳なかったと思います。

でも、結局、欲が自分にプレッシャーをかけて、思いもやらぬ事態を引き起こす、ゴルフは心の持ちようだと心から痛感したラウンドでした。

この記事を書くことは、Cさんに伝えています。この記事を読んで、どんな感想を持つか、今度お会いしたら聞いてみたいと思います。

私も、他人を意識せずに、常にチャレンジャーのつもりでラウンドをしなければならない、と強く感じました!

ゴルフは、毎回勉強です。