Gride

gettyimages/878832854
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

ラフから100ヤード、フライヤーする人、しない人。どう打てばいいか?

さて、シミュレーションです。残り距離は100ヤードとしましょう。ラフからとはいえ、絶対にグリーンをとらえたい状況なんですが……。

短めのロフトの大きいクラブをチョイス

getty

100ヤード、もしくはそれ以上距離が長くても、ボールが隠れるくらいのラフであれば、残り距離に応じた長いクラブを持つことは非常に危険です。

なぜなら、芝が長いために、ロフトの少ないクラブでは芝の抵抗が大きく、ロフト通りの弾道のボールが打てないのです。

そして再度ラフの中へというパターンがよく起こるわけです。

ですから、ボールが隠れるようなラフの場合は、例え残り距離が長くても、実際の距離を打つ番手より短めのロフトの大きなクラブで、とにかくラフから脱出させることを最優先させるべきです。

グリップはできるだけしっかり握る

getty

この距離ですので、使用クラブはショートアイアンですから、少しくらい深いラフからでも打てます。

しかし、例えグリーンに届かなくても、ピッチングウェッジのところをサンドウェッジで、といったように、できるだけロフトの大きなクラブを選ぶ勇気が必要です。

クラブが芝の抵抗に負けないように、グリップはできるだけしっかり握ります。

ヘッドスピードの遅い人はフライヤーにならない

getty

この状況では、クラブフェースとボールの間に芝が挟まってしまい、スピンがかからずに飛び過ぎるフライヤーになってしまうことがあります。

そのために、短めのクラブを使うことがプロではよくあります。

しかし、フライヤーになるのは、プロのようにヘッドスピードが速いプレーヤーに起きるもので、一般アマチュアレベルではあまり起こりません。

目安としては、ドライバーのヘッドスピードが44、45メートル/秒以上の人は、フライヤーも考慮に入れるようにしましょう。

ゆっくり大きくスイングする

getty

あまりヘッドスピードの速くないプレーヤーにとっては、フライヤーより、芝の抵抗に負けることほうが多いのです。

なのでグリップをしっかり握るのです。

そして、インパクトを強くしないことです。

ですから、スイングとしてはインパクトを強くしないで、ゆっくり大きく振るスイングを心掛けることです。

それで仮にフライヤーが出たとしても、短めの番手を使っているのですから、ちょうど距離が合うというわけです。

ヘッドスピードが速いプレーヤーでも、ゆっくり大きく振ることを心掛けることで、フライヤーによる飛び過ぎを軽減できます。

いずれにせよ、ラフでは切り返しから急激にスピードを上げるような振り方はせず、そうっと振るようにするといいでしょう。