Gride

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初心者

しだしんご

アイアンの距離感を本当に身に付けるための練習法

こんにちは♪

アイアンショット、狙ったところに打ててますか?

今回は、アイアンでグリーンを確実に狙うために必要なスキルである「距離感」のお話です。

飛ばせば良いってもんじゃありませんよ!!

番手の最大飛距離ばかり気にしてませんか?

何となく、男性であれば「7番アイアンで150ヤード飛ばさないといけない」みたいな風潮があって、「俺は8番アイアンで150ヤード飛ぶ!」とか「7番アイアンで120ヤードしか飛ばない」なんて会話もよく聞こえます。

飛ぶに越したことはないですけど、正直あまり意味のないことなんですよね。

まるで「俺はダーツの矢を時速160キロで投げられるゼ!」と自慢しているようなもの。

アイアンは特にメーカーによって同じ番手でもリアルロフトは大きく違いますしね。

それよりも、ゴルフは「ターゲットゲーム」。すなわち、目標に正確に打つスポーツ。

そうであれば、「私は7番アイアンで120~130ヤードの間にほぼ確実に落とせるワ!」という人のほうが格段にゴルフレベルは高いです。

最大飛距離で的を「点」で狙っている人が多い

例えば練習場で150ヤードを狙うとして、多くの人が150ヤードにギリギリ届くクラブで打っています。

そんな人は、150ヤードに届かなければ「ミスショット」と判断し、150ヤードの表示をオーバーすれば「良く飛んだな! ナイスショット!!」と判断している場合が多いです。

しかし、これを現実のグリーンに置き換えると、例えば「ナイスショット」をして150ヤード先のピンに対して10ヤードもオーバーすれば、グリーン奥に付くか、あるいはグリーンをこぼれて奥のラフや斜面にボールが行き、返しは下りの非常に難しいパッティングやアプローチが残ることになります。

反対に「ミスショット」をしてピンの手前に付けたならば、上りのパットを残してこちらのほうが簡単です。

グリーンに届かなくても、上りのアプローチでこちらもチャンスです。何か矛盾を感じませんか?

受けグリーンの多い日本のグリーンでは、ピンの手前に付けて上りのパットを残すことがスコアメイクをするためのセオリーです。

「ゾーン」に確実に落とす練習をする

そうではなく、例えば7番アイアンの最大飛距離が150ヤードの人は、「150ヤード以上飛ばさないように」練習する事が重要です。

例えば上の写真であれば、グリーン手前のエッジまで120ヤード、グリーン奥までが150ヤードという具合に仮想グリーンを設定し、その範囲に落とす練習をすることです。

この場合、7番アイアンを持って、120ヤードと150ヤードの中間である「135ヤード」に近ければ近いほど「ナイスショット」という判断をします。

また、120~150ヤードの間に収まりさえすれば「オッケー」です。グリーンには乗っています。

このように考えると、今まで「ピンまでの距離」や「グリーンセンターまでの距離」で番手選びをしていた人は、違和感を覚えると思うんです。

そうです。この考え方によると、番手選びは「グリーン奥のエッジまで」の番手を選んでいることになります。

そこでスリークォーターショットで飛距離を落として確実にグリーンを狙う

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この練習では150ヤード以上「飛ばしてはいけません」から、フルスイングはできません。

必然的にスリークォーターショットで飛距離を落とさなければなりません。

しかしこの練習を繰り返していただければ気付くと思うのですが、力みが消え、そしてスイングが小さくなるため方向性が良くなってくるんですね。

本来狙った所にボールを運ぶのがゴルフというスポーツ。

スコアアップのために、ぜひ「飛ばさない練習」も試してみてください♪