達成に悲喜こもごも？　ホールインワンにまつわるお話

パー3のショートホール。

ティーショットがすぅっとカップに入ったとき、一体どんな気持ちがするのでしょうか。

少し前のコンペで、前の組、後ろの組が見守る中、私の打ったティーショットが、ピンに当たってカップのすぐそばに落ちるということがありました。

「惜しい！」という気持ちと、「良かった！」という気持ちがまじりあった不思議な感覚を味わいました。

もし、あれが入っていたら……？

今回は、ホールインワンについて調べてみました。

ホールインワンの確率は？

私のように、「惜しい！」という思いをした人は、もしかするとたくさんいるかもしれません。

ホールインワンの確率は、諸説ありますが、アマチュアの方で、8000分の1～14000分の1ほどと言われているようです。

通常ショートホールは1ラウンドに4ホールですので、2000ラウンドの中の1回。

月に4回ラウンドして500ヶ月＝約42年のうちに1回という計算になります。

う～～ん……「一生に一度」と言われるのもうなずけます。なかなかすごい数字ですね。

お祝いは日本独特？　海外事情は？

さてそんなホールインワン、達成と同時に青ざめたという話を聞いたことがありますか？

なぜなら、日本には「ホールインワンを達成したら、達成者が何かしらのお祝いをする」という風習があるからです。

初めてホールインワンを達成した日本人が、うれしさのあまり自分で費用を出してお祝いをしたのがはじまりだと言われています。

また、ホールインワンという滅多にない幸福のあとには、相応の不幸があると考えられ、ご祝儀を配ることで厄払いをするという考え方もあったようです。

しかし、海外では逆に、ホールインワンをそこまで特別なことととらえていないようです。

達成した際には同伴者が祝福のプレゼントを贈ってお祝いをすることが多く、日本との違いがあるようです。

範囲はどこまで？　相場は？

ホールインワンを達成した場合、どの範囲までお祝いをするのか？

これは、ラウンドがプライベートかコンペによっても変わってきます。

同伴者だけなのか、コンペ参加者の皆へ向けてなのか。

キャディさんへの特別なチップや、ゴルフ場から記念樹の植樹の話がくる場合もあります。

相場自体は10万円～100万円くらいと言われています。

この金額では幅が広いため、ご自身で掛けられているゴルファー保険の中のホールインワン保障がいくらまであるかを確認し、それに合わせて考えられても良いと思います。