Gride

gettyimages/847908330
getty

ゴルフスイング

Nick Jagger

難しいスプーンは、目線を低くして縦に上げて横に振る!

ロングアイアンがキャディバッグから姿を消したため、アマチュアゴルファーにとって一番難しいクラブはフェアウェイウッドですよね。

とりわけドライバーの次に長く、ロフト角も少ないスプーン(3番ウッド、3W)は、飛距離だけでなく、方向性も大事なクラブですが、直接芝の上から打つため、チョロやトップといったミスが多いクラブではないでしょうか?

200ヤードのアプローチショットと考えましょう

getty

スプーンに限らずフェアウェイウッドでミスショットを繰り返しているアマチュアゴルファーは、「少しでも距離を稼ぎたい」、あるいは「ボールを上げたい」という気持ちが強いため、力んだり、しゃくり上げたりする手打ちになっていないでしょうか?

飛距離を出そうと力んで手打ちになれば、体のターンは使えません。

すると、思いとは逆に飛距離をロスさせてしまう結果になるはずです。

例えば、400ヤードを超える長いパー4ならば、花道へ。

パー5のセカンドショットならば、サードショットの打ちやすいエリアに運ぶというイメージを持って、ショットに臨んだほうが結果はいいはずです。

スプーンを持ったら、200ヤードのアプローチショットだと考えれば、無理のないスイングとなり、ミート率もアップし、飛距離も方向性も向上するでしょう。

縦に振り上げ、横に振り抜く

getty

芝の上から直接打つことの多いのがスプーンです。

ティーアップしているドライバーならアッパーにも打てますけど、フェアウェイウッドでそれをやったら、当然ボールの手前をダフってしまいます。

トップの場合も、手前の地面にクラブが一度ダフった後に、ボールの上部をヒットしてしまっている場合が多いのです。

つまり、ダフリもトップもボールを上げたいという意識がもたらすミスショットなのです。

フェアウェイウッドは、スイングの最下点でボールをヒットしなくてはいけません。

そのためには、こんなイメージを持ってスイングするといいでしょう。

縦に振り上げ、横に振り抜く、そしてフォロースルーを低く出していくようにすれば、ミート率はアップしてきますよ。

目線を低くしてアドレスする

getty

そのようなスイングをするためには、アドレスで目線を低くすることがポイントになります。

ボールを上げようと意識すると、本能的に目線が上を向いてしまいます。

すると、当然右肩が下がった構えになり、すくい打ちにつながってしまいます。

目線を低く取れば、両肩の高さも自然に同じになり、レベルターンもしやすくなるのです。

これでスイングの最下点でジャストミートの確率もアップするというわけです。