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プロゴルファー

もーりー

実はショートゲーム巧者! J・トーマスのウェッジセッティングに注目!

皆さんゴルフを楽しんでいますか!

こんにちは、ライターのもーりーです。

昨年(2016-17シーズン)は5勝、アメリカPGA年間王者に輝いたジャスティン・トーマス選手。

フロリダ州のPGAナショナルを舞台に行われたザ・ホンダ・クラシックでも優勝を飾り、今シーズン早くも2勝目を手にしました。

いやー、とにかく強いですね。

今年は苦戦するのでは、という私の予想は見事にハズレ!

トーマス選手、本当にごめんなさい……。

※記事中のデータは2018年3月時点のものです。

ショートゲームがとにかくウマイ

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ザ・ホンダ・クラシックでルーク・リスト選手とのプレーオフを制してツアー通算8勝目を挙げたトーマス選手。

注目されるのは、細身の体から繰り出される豪快なドライバーショット。

身長178センチで体重も70キロあるかどうかと、アメリカPGAツアーでは小柄な選手ですが、300ヤードを超すドローボールを操る、ツアーを代表する『飛ばし屋』です。

しかし、トーマス選手の強さの秘密はドライバーショットだけではありません。

実はショートゲームが抜群にウマイのです。

アメリカPGAツアーのショット精度のランキングでは、100~125ヤードの精度はツアーで12位、50~125ヤードの範囲でも20位くらいに顔を出しています。

そして、グリーン周りの10~20ヤードはめっぽう強くて、堂々のツアー1位です。

ショートゲームに絶対の自信があるからこそ、ドライバーショットであれだけ果敢に攻められるのかもしれませんね。

アマチュアも見習いたいウェッジセッティング

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そんなトーマス選手のウェッジセッティングがこちら(ゴルフ情報ALBA.Netさんより引用)。

PW:タイトリスト ボーケイSM6(46°08F)
AW:タイトリスト ボーケイSM5(52°12F)
SW:タイトリスト ボーケイSM5(56°14F)
LW:タイトリスト ボーケイSM6(60°08K)

難しい60度のロブウェッジをセッティングしているところは、トッププロらしいなと思いますが、注目してほしいのはサンドウェッジです。

バウンス角14度と、我々アマチュアが使うようなクラブセッティングになっています。

最近のプロゴルファーはバンカーショットでもあまりフェースを開かない、と聞いたことがあります。

トーマス選手もおそらく、56度でバンカーショットを打つときは、フェースをあまり開かないのでしょう。

アプローチウェッジもバウンス角が多めのものをチョイスしています。

ロブウェッジだけは操作性重視、あとはクラブの性能を最大限に生かして、できるだけ簡単、シンプルにアプローチを打っていく、という我々アマチュアが見習いたいセッティングです。

今年も松山プロの前に立ちはだかる最大のライバルです!

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ザ・ホンダ・クラシックの最終日の後半、トーマス選手は特定のギャラリーからの心ないヤジに悩まされたようです(このような、あってはならない行為は非常に残念です)。

そんなトラブルをものともせず、優勝を勝ち獲ったトーマス選手。

持ち味の勢いと爆発力に加えて、『勝ち方』を覚えて、さらに強くなった印象ですね。

このままだと、今シーズンも昨年挙げた5勝くらいはいきそうな勢いです。

昨年に引き続き、3月にツアー復帰する松山英樹プロの強力なライバルになることは間違いないですね。

これからもジャスティン・トーマス選手の活躍に目が離せない、アメリカPGAツアー。

とりあえず、トーマス選手を見習ってショートゲームの練習に力を入れようかな、という決意だけは一人前のゴルフバカなのでした。

それでは、また!