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初心者

もーりー

正しい処置をしよう!勘違いしやすい『ゴルフルール』【第2回】

皆さんゴルフを楽しんでいますか!

こんにちは、ライターのもーりーです。

今回は勘違いしやすい『ゴルフルール』の第二弾。

今回は『1罰打になるボールを動かす動作』をテーマにお送りします。

ルース・インペディメントを取り除く際に…

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まず最初はこちらです。

①ルース・インペディメントを取り除く際にボールが動いてしまった

ルース・インペディメントとは、落葉、木の枝、石、虫の死骸などの簡単に動かせて地面に固定されてないもの、生長していない自然物のことです。

たとえば、地面に埋まっておらず動かせるものであれば、大きな石であってもルース・インペディメントとみなされます。

ルース・インペディメントは、基本は(ラフであっても)無罰で取り除くことができます。

ただし、バンカーやウォーターハザード(赤杭・黄杭)の内側からボールを打つ場合は取り除いた時点で2罰打)。

ただし、ルース・インペディメントを取り除く際にボールが動いた場合は、ペナルティとなります。

その後の処置としては、1罰打が科せられ、ボールをリプレース(元あったところに戻す)してからプレー再開となります(グリーン上であれば無罰でリプレース)。

アドレス後にボールが動いてしまったら?

次はこの2つのケースについてです。

②ラフでボールを探していたら、自分のボールを偶然に動かしてしまった

③アドレス後にボールが動いてしまった

まず②③ともにペナルティとして1罰打。

処置としては、必ずリプレースをしてからプレー再開となります。

リプレースをしなかった場合は、『誤所からのプレー』が適用されて、さらに1罰打となってしまいます。

また③については、『プレーヤーが球を動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実な場合、規則は適用しない』という例外規定ができていますので、故意でない限りは、ほぼペナルティを科されることはないでしょう。

誤ってボールを動かしたら…

続いては、この2つのケースです。

④インプレーの球を良いライに移して打とうとした

⑤グリーン上で、マークする前に誤って球を拾い上げた。

これらの場合も、ペナルティとして1罰打で、必ずリプレースしてからのプレー再開です。

④については、芝のコンディションによっては、一定の範囲内での球の移動が認められるローカルルールが設定されることがあります。

その場合は当然、無罰となります。

ただ、こういった場合はフェアウェイ上の球のみOKで、ラフでの球の移動は認められないケースがほとんどです。

⑤について補足しますと、ボールをマークする際に、誤って手に持ったマーカーがボールに触れてボールを動かしてしまった場合は無罰です。

マークする行為中に球が動いても無罰ということですね(このときもリプレースしてからのプレー再開です)。

いっぽう、マーカーを落として、リプレース後の球に当たり動いてしまった場合は1罰打になります。

グリーン上では、マークせずに球を拾い上げたときとリプレース後のボールが動いたときはペナルティで1罰打、と覚えておきましょう。

というわけで、続きはまたの機会に。

それでは、また!