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初心者

もーりー

『人に教える』ことで気づかされるコト【その1】

皆さんゴルフを楽しんでいますか!

こんにちは、ライターのもーりーです。

つい先日も初心者二人組に頼まれて、一緒に練習場に行ってきました。

人にレッスンするって難しいですが、いろいろと教えるなかで気づかされることも多くて、むしろ私のほうが勉強になっている気がします。

人に教えることで改めてゴルフの“気づき” に出会える

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ある休日の午前中に、またまたA君B君の初心者二人組に頼まれて、一緒に練習場に行ってきました。

二人とも熱心にいろいろと尋ねては、私の拙いアドバイスに頷きながら、黙々と練習に励みます。

過大評価されたものですが、少しうれしかったりもするわけでして。

おかげで、たいして上手くもないのに、すっかりインストラクター気分な私なのでございます。

今までゴルフで人にレッスンなんかやったこともなかったのですが、やってみるとなかなか難しいものです。

ただ、いっぽうで第三者のスイングを客観的に見たり、自身に照らし合わせたりすることで、日頃の練習では思いつかないようなことも発見できます。

そのなかで改めて感じるのは、『人に教える』ことでゴルフの“気づき”に出会えることの素晴らしさです(ゴルフって本当に奥が深いなと思います)。

というわけで、今回もある“気づき”と出会うことができました。

スイング中に意識できるポイントは2つまで!?

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初心者B君にアドバイスをしたときのことです。

前回の練習で意識させて上手くいった、インパクト後の『クラブが閉じる動き』はそのままに、手打ちにならないように、ダウンスイングからインパクト、フォローにかけてを『胸を回す意識』で打つようにアドバイスしました。

この2つのアドバイスでずいぶん良くなったのですが、胸を回す意識だけでは少し回転が足りてないようです。

ならばと、次に『フィニッシュで右足の裏をがターゲットと反対方向に見えるようにする』というアドバイスを追加しました。

これで完璧! と思ったら…。

逆にB君のスイングがおかしくなりだしたのです。

B君の様子を見てみると、その理由がわかりました。

スイング中に切り返しから『胸を回す』、インパクト後に『クラブが閉じる動き』の2つの意識でイイ感じだったのが、新たに『足の裏』の意識を加えたせいで、『胸を回す』の後に『足の裏』に意識がいってしまい、『クラブが閉じる動き』を意識するポイントがズレてしまっているのでした。

『足の裏』を意識しすぎて、インパクト後に慌てて思いだして『クラブを閉じる動き』のつもりで手をこねるような動作が入ったりしていました。

スイング中に意識するポイントが同時に2つまでならなんとか集中を保てても、3つ以上になるとバランスが取れなくなってしまうものなんですね。

確かに私も、あれもこれもと3~4つ意識しながら打っていたら、スイングがおかしくなった経験があります。

『条件反射』を上手く活用しよう

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そうはいっても「意識するべきポイントはたくさんあるし…」ってなっちゃいますよね。

でもスイング中にいろいろ意識しても、かえっておかしくなるだけですし…。

そこで今回気づかされたのが、『条件反射』を活用することです。

スイング中にいろいろ意識するのではなく、その前に意識してしまえばいいんじゃないかと。

一番分かりやすいのはスイング前の素振り。

例えば意識したいポイントが5個くらいあるなら、そのうちの3~4個くらいを意識しながら素振を何回か繰り返します。

そしてスイング中は意識するポイントを1~2個くらいに絞るようにすればいいんじゃないか、というわけです。

人には『条件反射』能力が備わっていて、素振りで繰り返したポイントは、意識せずとも反射的にその後のスイングに反映されやすいのです。

プロゴルファーがショットの前に素振りなどの一定のルーティンを行うのも、ある種の条件反射の活用なんだと僕は思っています。

ちなみにB君も素振りで『足の裏』を意識して、スイング中は当初の『クラブが閉じる動き』と『胸を回す』のみを意識するようにしたら、きれいなドローボールが打てました。

めでたし、めでたし!

(でも本当は意識するポイントは条件反射に任せて、スイング中は無心で打てるのが理想なんだけどね)

というわけで、次はどんな“気づき”に出会えるやら…。

それでは、また!