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ゴルフスイング

tetsuxxx5452

フェードボールを打ちたい!ヘッド軌道とインパクトの秘密

こんにちは!

ナイスショットしてますか?

今日はフェードボールを打ちたい! そんな人にヒントになればいいな。

そんな内容の記事です。

どんなんかな?

それでは行ってみよう!

フェードボールとは?

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ショットの球筋として、「ドロー」と「フェード」とあるのですが、今日はフェードについての記事になります。

フェードボールとは、やや左に打ち出された打ち出し方向からスライスのスピンによって、真ん中に戻ってくる球筋のことになります。

ドローに対して、フェードボールのメリットとデメリットを考えてみるとメリットとして安定感が挙げられると思います。

ランディングしてからのランがドローに比べて少なめで、俗に「置きにいく球」と言われています。

狙った場所に正確にボールを運びやすいので、フェアウェイのランディング地点からあまり転がらず、悪いライまでボールが転がってしまうことを避けやすいとされています。

デメリットとしては、ドローに比べて飛ばないということです。

ドライバーで280ヤード以上打つプロゴルファーにとっては、飛ばない球筋であっても安定感を求めるといったところでしょうか?

プルスライスとフェードは違う

持ち球はフェード系と自負している私の友人がいるのですが、私から言わせると

「それはフェードとは言わんでしょ。上手く引っ掛けたコスリ球だよ」

と言うのですが、本人はプルスライスとフェードの違いがまったくわかっていないようです。

「左に出て右に曲がり中に戻ってくる球なんだからフェードでしょ」

という理屈です。

確かに球筋の性質としては同じなんですが、プルスライスとフェードでは、曲がり幅やスイング軌道、ボールの打点がまったく違うということが理解できていないんですね。

ではフェードボールのインパクトとはどういったことが起こっているのでしょうか?

スイングパスとボールの打点

左が目標方向、赤の矢印がヘッド軌道です。

図を見ていただくとよくわかると思うのですが、プルスライスの場合は、スイングパス(ヘッド軌道)がカット軌道で入ってきて、打点がボールの奥側を打っているのですね。

そしてボールがフェースをスリップしてスライス回転がかかったボールということになります。

パスによって左に打ち出し、スリップによってスライス回転がかかるので、結果として左打ち出し、右曲がりの球筋になり、曲がり幅も大きくなります。

対してフェードのインパクトはイントゥインのパスで、パスの円弧の頂点を超えて内側に入ってくる軌道でボールの手前側をインパクトしているのですね。

手前側をインパクトすることによって、ボールのバックスピンの回転軸を傾けスライス回転をかけている訳で、フェースをスリップしていないのでヘッドのエネルギーがボールに効率よく伝わります。

プルスライスとは違い、飛距離も出ることになり曲がり幅も少なくなります。


いかがでしたか?

これがプルスライスとフェードの違いとなります。

球筋が左打ち出し、右曲がりのボールはフェードと思っていた方は意外だったかもしれませんが、プルスライスとフェードは似て非なる物。

本物のフェードを打つのは高等技術で難しいのです。

逆にフェードを打つためには、インパクトでどういったことが起こっているのか? ということが理解できれば、本物のフェードも打てるようになるはずです。