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ゴルフクラブ

モハメドアリモト

【質問!110ヤードをどんな番手で狙ってますか?】☆失敗しない、クラブ選びのヒント教えます。

最近当店で出た話題の一つに、『110ヤードは何番で打つ?』という内容がございました。

「僕は、普段ピッチングウェッジで、115ヤードと思って打っていますので短めに持って……」とか、「俺は、ピッチングのロフトが立ち気味(43度)だから軽く打っても120ヤードは出るからもっと短めに持ってさらにクォーターショットで……難しいよね〜(笑!)」とか。

そうか、やはりこの『110ヤードの距離感覚って、案外難しくて、ミスが多いな……』なんて結論に至った訳です。

皆さん、その下の番手に50度か52度のウェッジは入れてらっしゃいますが、これで『110ヤード』は結構大変!

ということで、今回はグリーンまでの距離で案外残ることが多い『110ヤード』を楽に打てるようなクラブセッティングについて考えてみたいと思います。

今回もご興味のある方はぜひ最後までお付き合いいただければと思います。

では、始まり始まり……。

その1、なぜ110ヤードに注目するのか……

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今回の題材である『110ヤード』。なぜこの距離なの? ……と思いませんか?

そう、『100ヤード』については良く聞く話だと思います。

最近のアイアンのロフトはストロングロフト化で100ヤードを打つクラブがないってことで……。

そこで、発売され出したのが48度のウェッジ! これは昔のロフトでいうところのピッチングウェッジと同等のロフトであります。

確かにコレを使えばフルショットで100ヤードピッタリ!

しかし……最近のピッチングウェッジはクラブの性能も良くなり、ミスヒットに強く、さらにロフトが43度前後というものが増えているということもあり、軽く120ヤード〜130ヤードは飛んでしまう。

では……残り110ヤードの距離はどのクラブで打ちます?

『ピッチングウェッジ? それとも48度?』なんて経験ないですか?

今現在、ピッチングウェッジのフルショットで『110ヤードぴったり!』なんて方は問題ございませんので、スルーしていただいて結構な話題ですが、案外この距離でお悩みの方が多くいらっしゃることに気付きましたので注目した次第です。

では、どんなクラブで『110ヤード』を狙うのでしょう? 説明していきます。

その2、ロフトでいえば『46度』。これが110ヤードウェッジ!

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では、何度のクラブ(ウェッジ)を探せば『110ヤードを確実に狙える!』ようになるのでしょうか?

それは、『46度』です! このロフト角が110ヤードを狙う“カギ”になります。

上記でお話しした、ストロングロフトの流れにあるピッチングウェッジのロフト角は43度です。

このロフトで120〜130ヤード飛ぶ方が46度ロフトを使用すると、3度ロフトが増えるので10ヤード程度飛距離が落ちると考えられ、110ヤードが狙いやすくなります。

また、『48度〜50度』で100ヤード前後と考えている方にとっても、46度なら『軽く打っても110ヤード打てるクラブ』という感覚で使えると思います。

これが、120ヤード以上飛ぶクラブで、加減して110ヤードを打とうとすると手元が緩んだりしてとたんにミスが出やすくなるもんです!

ですので、飛距離合わせに悩んでいる方は、あえてロフト角の違うピッチングを使い分けることをおススメします。

また、『46度ウェッジ』という枠の話にこだわらず、今のロフトで110ヤード狙えないなら、自分なら何度でそれを狙えるか、また、どんなミスにつながっているかを把握しておくのも大事ですね!

その3、ラウンド中における110ヤードの重要性は?

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今度は、ラウンド中の110ヤードをシッカリと打てることが、どれくらいスコアアップにつながるのかを考えてみました(プロから教わった請け売りですが……)。

ロングホール(パー5)または長いミドルホール(パー4)で、グリーンまで残りヤーデージ200ヤード、風はあまり気になりませんがグリーン周りにはバンカーやハザードが待ち受けています……さぁ、皆さんなら何番で打ちますか?

以前の僕は、ユーティリティーかショートウッドでとにかくグリーンを狙っておりました……。

が、こういう時に限って引っ掛けのミスが出てグリーン左にOB……自ずと、スコアはガタガタです!

しかし、考え方を変えて……とりあえず、フェアウェイの中央に110ヤード打てるクラブで確実に打つ!

で、残り90ヤード前後をアプローチウェッジのフルショットでナイスオン。

中途半端な30ヤードや50ヤードが残っている訳ではないので、迷わずフルショットでグリーンを狙える!

ねっ、これならパーオンは狙えなくてもボギーオンは堅いし、もしかするとワンパットでパーが拾えるかも……。

いかがですか? こんな使い方からも110ヤードの重要性がご理解いただけますよね。

その4、今回のまとめ

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いかがでしたか?

今回は、『110ヤードを確実に打つには?』という観点からどんなクラブなら狙えるか? ……というようなお話をさせていただきました。

この話をさせてもらおうと思ったきっかけは、出だしでも書きましたがお客様からの何気ない『110ヤードって、何番で打つ?』『アプローチウェッジ? それともピッチングウェッジ?』というご質問から始まりました。

確かに皆さんクラブの進化のお陰で、昔より飛距離は一番手以上楽に出るようにはなりましたが、正確に狙いたい短い距離を攻略することが逆に大変になってきたようにも思います。

かといって、昔の難しいクラブを使うのも……なんですよね!

1本のクラブで飛距離の打ち分けができればベストですが、アベレージな僕たちにとってはこれもなかなか大変な話でして……。

悩みは尽きないものですね!

皆さんも、コレを機会に110ヤードを確実に狙えるクラブを探されてみてはいかがでしょうか?

それでは、今回も最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございました。

〜最高の1打とその次のステップのために〜
また次回まで。。。
押忍・感謝