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ライフスタイル

飛太郎

【私見満載】ゴルフ・飛距離アップに役立ったと心から思うトレーニング3選

こんにちは! 飛太郎です。

今回は、今まで何人かの方から実際に質問されたことをヒントに、記事をまとめてみました。

それは、「ゴルフの飛距離アップに役立ったと思うトレーニングは何?」というもの。

そこで僕なりに厳選したトレーニング、飛太郎的ベスト3をこちらでご紹介させていただきます♪

私見満載でお送りしますので、そこはご了承ください(笑)。

番外編として、「キツイ思いした割に、大して役に立った実感がないトレーニング」も、最後にお話しします。

それでは参りましょう!

第3位:「スクワット」

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役に立ったトレーニング、第3位はコレです!

以前に別記事でも掲載させていただいた、「スクワット」です。

その有効性はその記事をお読みいただいたほうが早いかと思いますので、ここでは詳細を端折ります。

下半身強化においてはこのスクワットを筆頭に、カーフ・レイズ、ランジなども組み合わせて行い、大いに効果を実感しました。

特に「地面反力」をより強く使えるようになったり、「蹴り足」が爆発的に向上したのはスクワットの貢献度が高いと考えています。

ただ、実はこのスクワットをトレーニングの主体に取り入れたのは、それほど初期ではありません。

そして、バーベルスクワットで高強度トレーニングを取り入れた頃から身体を壊してしまったため、あまり良い思い出がないのです……(汗)。

なので第3位とさせていただきました。

個人的な思いとして、皆さんには自重(自分の重さ)スクワットをオススメします。

ゴルフにおいては、スクワットにバーベルは要らないかなぁ……と、リスクの大きさとメリットの少なさから思いますね。

第2位:「チンニング」

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続きまして、役に立ったトレーニング第2位!

それは「チンニング」、いわゆる懸垂です。

これは今現在でも、胸を張って皆さんに超オススメできる種目です。

この種目では主に広背筋を始めとする背筋群全体が鍛えられますが、副産物として上腕三頭筋・上腕二頭筋も養えます。

さらに、棘下(きょくか)筋・大円筋・僧帽筋などの鍛えにくい肩周りもターゲットにする事が可能です。

定説では上記の通りですが、この種目を突き詰めて行えば、腹筋や握力の強化も十分に可能だと個人的に強く感じます。

正直なお話しをすると、僕は、ゴルフにおける上半身のトレーニングはこの懸垂だけで十分ではないか、とさえ思うほどです。

ただ、難点としては少々慣れるまで、必要な筋力が養えるまでに期間を要すること。

特に女性の方には、まず「斜め懸垂」から始めてみることをトレーナーとしてオススメしますよ!

インナー・アウター両側を鍛えられ、なおかつ工夫次第ではさらなる高強度トレーニングへと発展させ得る、スグレモノなのです。

ちなみに、ドラコン競技に参戦する以前の僕は、情けないことにこの懸垂がたったの3回しかできませんでした(笑)。

当時の握力は左右ともに50キロ前半。

それに対して体重が85キロあったので、まず指と手のひらが千切れそうになったのを覚えています(笑)。

しかし懸垂が15回×3セットはできるようになった頃、僕の握力は90キロを超えました。

飛距離がグンと向上し、体幹のブレも動揺も感じなくなったのも、この頃からだと記憶します。

そして握力そのものが強化され、ことさらにクラブを握りしめる必要性がなくなったからでしょうか?

それまで何度もできては破れてを繰り返していた手の血豆は、まったくできなくなりました。

おおよそ「トレーニング」と呼ばれるものはすべて積み重ね、また研究も繰り返してきましたが、これほど「肉体の強度」が上がったのを実感できた種目は、自重トレーニングでは懸垂に比肩するものはありません。

実は、1位に挙げたいくらいです(笑)。

第1位:「水泳」

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役に立ったと実感するトレーニング、第1位!

それは……意外かも知れませんが僕の場合は「水泳」です。

これは、ヘルニアなどのケガを患った後にリハビリとして取り入れたトレーニングなんですが、皮肉なことにこれまでのどのトレーニングよりも効果が感じられました。

元々僕は水泳の選手だったんですが、改めて基本から見直して取り組むと、ゴルフに活きる要素が満載でビックリしました。

有酸素運動なので心肺機能の向上が図れるのはもちろん、緩急をつけることで水流が大きな負荷となって身体の各部位に掛かり、筋力の向上も望めます。

さらに、水圧が掛かるために通常のトレーニングよりはるかに効率よく血流を向上させる上に、浮力が働くので無駄な重力の抑圧がありません。

そして、重いウエイトを扱うトレーニングなどで起きやすい筋肉の硬直(カタボリック)などが起きにくく、ストレッチ効果もあるため身体の柔軟性も同時に養える。

ケガを最小限に抑え、なおかつ身体の内も外も高効率に鍛えることが可能です。

そしてこれが最もゴルフに活きたと感じることなんですが、水泳って「上半身と下半身の働き方」が、同じタイミングのものがありません。

クロールもバックも平泳ぎもバタフライも、下半身の推進力あっての上半身であり、個々バラバラに動かすことが当たり前の世界です。

「これってゴルフスイングの理屈と同じじゃん!」

って、目からウロコが落ちてプールにばら撒いてしまいました(嘘)。

飛太郎的ベスト3、堂々の第1位は間違いなくこの「水泳」です。

これは、お読みくださっている読者の皆さんに、年齢性別を問わずオススメできる最高のトレーニング種目だと確信しています。

僕の知る限りでは、80歳をゆうに超えるご婦人であっても、毎回5キロほど泳いでおられるほどです。

ぜひ一度、お試しになられてはいかがでしょうか?

番外編:「あまり役に立った実感がないトレーニング」編

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さて、最後に番外編。

僕が文字通り必死に取り組み、長年の歳月を費やし、失神するまで実施した挙句に、あまり効果が感じられなかった種目をご紹介します(笑)。

あくまでも「私見」であり、決してその種目を否定するものではありません。

僕が「ゴルフには活きないかも」と感じただけのものなので、もし現在進行形で取り組まれて効果を実感されておられる方は、どうぞ誤解なきようお願い申し上げます……。

さてその種目とは、自分の体重の倍以上ものウエイトを扱う高重量トレーニング、その中でも「ベンチプレス」です。

トレーニングの世界では、ここにバーベルスクワットとデッドリフトを加えた3種目を「ビッグ3」と呼び、それら3種目の合計重量=「力の象徴」ともいえる別格の存在な訳ですが。

僕自身も、今でもこれらは大好きだったりします(もちろん、やりませんが笑)。

ただ、ベンチプレスを徹底的に追い込み、95センチしかなかった胸囲が120センチに到達した頃、僕はスイングに謎の「窮屈さ」を感じるようになりました。

圧倒的な力を手に入れたハズなのに、思うようにスイングできない……。

練習後にシャツを脱ぐと、大胸筋周りにシャツが食い込んでいたために出血していたことも多々ありました。

お察しの通り、僕はパワーを求め続けた自分が、いつしか胸回りの筋肉にスイングを阻害されていたことに初めて気付きました。

もちろん、それでも上手にパワーを活かす方もいらっしゃるとは思います。

スイングの阻害要因になった、というのはあくまでも僕の私見です。

さらに悪いことに、当時250キロを超えるデッドリフトを取り入れていたせいか、背中に大きな致命傷を負ってしまいました。

その時、自分が目的を見失っていたことにやっと気付いたんです。

「巨大な筋肉をまとうことではなく、誰よりも正確無比に、誰よりも飛距離を出すこと」が目的だったということを。

何事においてもバランス感覚こそが何より重要である、ということを。

ですから、皆さんにはぜひとも無理・無茶・無駄なトレーニングはどうか避けていただきたいと強く願っています。

大切な皆さんの人生、大切なゴルフライフを、どうか見失うことのないように心から願っています。

長くなってしまいましたが、何かのご参考になれば幸いです。

それではまた! 飛太郎でした。