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初心者

飛太郎

ドライバーとアイアン、どっちがカンタン?どっちから始めればいい?

こんにちは! 新年から風邪ひいちゃってた飛太郎です。

今回は、「ドライバーとアイアン、どちらがカンタンか?」という切り口からお話しさせていただきます。

初心者さんの多くが、どちらから先に練習すれば良いのか、お悩みかと思います。

不肖・風邪っぴきの飛太郎が、個人的な経験則も含めてお話しします。

特に今回の記事は、初心者さんのお役に少しでも立てれば良いな、という思いでお送り致します♪

「最初からドライバーを振るんじゃない!」と言われたのはなぜ?

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飛太郎のゴルフ練習場デビューはもう20年以上も昔、父親に連れられフラフラと立ち寄ったのが最初でした。

「スポーツ観戦は大好き、でも自分がやるのはヤダ」が口癖だった僕の父は、当然ゴルフもやるハズはなく(笑)。

しかしそんな父が、会社の上司からもらったらしいオサガリの古いクラブセットを持って、どういう風の吹き回しか覚えていませんが、珍しく打ちっぱなしに行こうと言ってきました。

エネルギーを持て余している17歳の少年は、真っ先に「パーシモンドライバー」をチョイス。

そんな無謀な僕に、父は言いました。

「バカ! いきなりドライバーを振るヤツがあるか!」って。

今なら理解できる事なんですが、当時の古いボールでしかもパーシモンドライバー、それを超初心者が打てるハズがない、という父の制止は正しいものです。

「昔のクラブは難しかった」と、今もなお語り継がれている事には「まさに」と痛感するとともに、それ故にいきなりその難しいドライバーを振るなという教えにも納得がいくところです。

人によっては「アイアンよりも、パーシモンは難しい」とおっしゃる上級者の方も。

僕個人も、旧来のドライバーに比べればアイアンはやさしいと思っています。

さてさてそれらを踏まえた上で、今のクラブ事情はどうでしょうか?

劇的に進化した現代のドライバー! それでもアイアンより難しい?

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現代のドライバーの進化は目覚ましいものがあり、それは一昔前のものとは比べ物にならないほどの変化を遂げています。

※もちろんアイアンも進化はしていると思いますが、昔と比べて「難しさ」という点では、ドライバーのそれに比べてそれほど激変したとは感じません。

さて、では昔のドライバー(特にパーシモン以前のもの)と現代のドライバーではどういう違いがあるのか?

カンタンにお話しすると、何もかもが違います。

まずヘッド容量の大きさですが、現代のドライバーは400㏄以上が当たり前になっています。

これだけでも視覚的に打ちやすさが段違いですし、ヘッド容量に比例してフェース面もワイドアップされています。

つまり、単純に両者を比較しても、現代のものは確率論的に「振って当たりやすい」という特性を帯びている訳です。

さらに材質も木製(ヒッコリー⇒パーシモン等)から、チタンやメタルを経てコンポジット(複合素材)へと変化。

力学をふんだんに駆使して配されたウェイトの役割も大きいでしょう。

そしてヘッドのみならずシャフトに至るまでが進化する事によって、広い打面の恩恵でとらえやすい上に、軽やかにしなる事でヘッドが「走る」特性を併せ持つドライバーが誕生。

それまでのドライバーでは考えにくい飛距離を、楽に出せるようになりました。

何もかも違うと前述したのは、決して過言ではないはずです。

無骨な造りのパーシモンは今でも僕は大好きで、あの打感は忘れられませんが、どうしても現代のドライバーに比べると飛距離も出せず、それに反して難度はアイアン以上だと感じます。

時代とともに規格もクラブそのものも変わった現在、それでもなお「最初からドライバーを振るんじゃない!」というのは、僕はちょっと違うかな? と考えるのです。

次の段落では、僕自身の経験則も含めてその理由をお話ししますね。

まずは「当たって、真っすぐ飛ぶ感触」をつかむのがオススメ!

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と言いつつも、いくらドライバーが劇的に進化したからといって、いかんともし難いのはその「長さ」。

初心者の頃はどうしても「長いクラブ=難しい」と構えてしまうかも知れませんね。

究極は、ご自身で「とっつきやすいクラブ」から始めるのが良いでしょう。

ただ、僕の経験則で恐縮ですが・・・。

僕が本格的にゴルフを始めた頃は、いくらアイアンを練習してもまともにヒットしませんでした(汗)。

セオリーに則ってショートアイアンから隅っこで練習し始めたのに・・・。

そこで溜まりに溜まったストレスを、ドライバーに注入した訳です。

もちろん安全面を考慮して、周囲に他のお客さんがいないところで(笑)。

ところが、です。

ドライバーは、20球に1球くらいは「ちょっと気持ちいい球」が出るワケです。

不思議だなぁと思いながらも、素人でも当たれば結構飛ぶもんだな、気持ちいいなぁと次第に夢中になりました。

もしも、自分があのままアイアンを諦めずに振り続けていたらと考えると・・・ちょっと良いイメージが湧きませんね(笑)。

現代のドライバーの特性上、スイングがある程度上達しないと絶対に当たらない、という事はなくなりました。

むしろ、アイアンの方がピーキーで、初心者の頃にありがちな「引っ張り打つ」スイングではシャンクしか出ないと思います(経験上)。

そんなワケで、僕が初心者の頃から今も一貫して抱くのは、今のドライバーはアイアンよりもずっとカンタンだ、という事。

地道に、アイアンが当たるようになるまで根気強く練習されるのも良いかも知れませんが、僕個人はドライバーに頼ってみるのもアリでは? と思うんです。

もちろん、きちんとスイングができてきて、アイアンも真っすぐ飛ぶようになるまでは、ドライバーのフルスイングは安全面を考えて抑えるのが得策かとは思いますよ!

長さが気になるのであれば、短く持ってハーフショットしてみても良いでしょう。

「当たって、飛ぶ感触」を最初に覚えたら、ゴルフの上達は驚くほど早くなると思います。

だって、楽しくて仕方なくなるハズですから♪

ひとつ、ご提案までに。

それではまた! 飛太郎でした。