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ゴルフクラブ

ミラクルゴルファー★まもプ(蝶首亭塗立)

ゴルフボールの構造って?ボールはどうやって選べばいいの?

ゴルフはボールも自由に選択(ルール内で)できるスポーツです。

ただ、これだけの種類があると何を選べばいいのか? 何を基準にして選べばいいのか? って悩むところです。

ボール選びによってはスコアにも大きく影響してしまうのである程度はこだわりたいものです。

でも、そもそもボールってどんな作り? せめて基礎的なことは知っておかないと……。

ゴルフボールの構造を見てみよう

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ゴルフボールは単一素材の固まりではなく、何層かで構成されています。現在では2層~5層の構造になっているものがメインです。

コア(芯)と言われるものがボールの中心となります。

ゴム素材で作られていますが、メーカーによってさまざまで、虫歯の治療などで使われる「レジン」や、ダイアモンドよりも強いと言われる「グラフェン」という最新の素材で作られたりしています。

素材によって「反発」や「打感」などの違いがあるので、ボールの特性により変わってきます。

大きなショット(ドライバーやウッドなど)の時に大きく関係する部分が「コア」になります。

ミッドカバーと言われるのが、コアを囲んでいる薄い膜のことです。

カバーと言うのが表面になる部分です。

「ウレタンカバー」や「アイオノマーカバー」などが主で、前者がスピンがかかりやすくて柔らかい、後者が反発が強く硬いのが特徴です。

外側は小さなショット(アプローチやパッティング)の時に大きく関係しますので、ショートゲームの打感というのはカバーの素材で変わってきます。

また、ゴルフボールには「ディンプル」という小さな「窪み」が無数につけられています。

ディンプルの大きさや数・形でボールの特性が変わってきます。

ざっくり言うと、ディンプルが大きくて深くて多いほど弾道が低くなります。

コンプレッションって?

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ボールコンプレッションとは、いわゆる「ボールの硬さ」です。

今ではあまり表示されなくなりましたが、「このボールはコンプレッション100です」などと表示してあったこともありました。

コンプレッションの表示は、数値が小さくなるほど柔らかいということです。

コンプレッションが高くなればなるほど「ボール初速が速く」「スピン量が多く」なりますので、「コンプレッションが高いボールが飛ぶ」と思われますが、打った瞬間に「ボールが潰れる」必要があるので、硬いと潰せないことになり飛距離は落ちてしまいます。

また、スピン量が多くなることで揚力が付き過ぎたりする(吹け上がる)場合もあります。

ヘッドスピードやスイングなどから自身に適したボールを選ぶ必要があります。

各メーカーでは外箱に適性を表示してありますし、プロや店員さんに聞いてみると適正なボールを教えてくれます。

スピン系とディスタンス系のボール

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ボールに関して良く聞くワードとして「スピン系」「ディスタンス系」という言葉があります。

今、売られているボールは大きくこの2種類に分けられています。

スピン系ボールは、コアが硬くてカバーが柔らかい。

ディスタンス系ボールは、コアが柔らかくてカバーが硬い。

……というのが一般的です。

基本的にはボールの硬さは飛距離に関係します。

ボールを潰せる大きなショットはボールのコアの反発を得られますので、ボールの性能を最大限に生かすためには、ボールのコアを最適に潰して反発を得ることが必要となります。

潰れなければ「反発不十分」、逆に潰れ過ぎれば「性能を損なう」ことになります。

どうやって選ぶ?

ボールに求めることは何でしょうか?

「飛び」「スピン」「打感」「直進性」など。人によってさまざまですよね。

初心者でも上級者でも意外と無頓着になりがちなのが「ボールの選択」なので、「ボールに何を求めるか」を思い描いてボールを選ぶとゴルフが変わってくるかもしれません。

やはり、打った時のフィーリングが一番重要ですが、40ヤードほどのアプローチでの「ボールの飛び方」「スピンの効き方」「打感」などをチェック。

そして7番アイアンなど自身が基準にする番手で数球打って「球の高さ」をチェック。

パッティングのタッチや打感などのフィーリングをチェック。

なかなかボールを打ち比べる時間はないかと思いますが、「打ち比べる」ことでゴルフの楽しさの一つを知ることになりますし、自分なりの違いを発見できてゴルフのスコアも変わってくるものです。

こちらの記事も参考になります。

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