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ゴルフ場利用税って何のためにあるの?

ゴルフに行くと明細にゴルフ場利用税というのが載ってきますね。

おおよそ400円~1000円の間が多いと思います。ゴルフ場利用税とはいったい何でしょうか?

撤廃しようという動きもありますがどのような展望になるでしょうか。

ゴルフ場利用税の意味①

ゴルフをプレーするとなぜ消費税以外にゴルフ場利用税という税金が徴収されるのでしょうか?

その答えは2つあります。

1つ目は贅沢税です。

ゴルフは昔から敷居が高いスポーツとされてきました。敷居が高い=収入が多いゴルファーから税金を集めようという意味で税金が課せられています。

お酒やたばこの嗜好品と同じ扱いということですね。

ゴルフ場利用税の意味②

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2つ目は応益税です。

ゴルフ場の進入路などはゴルフ場を利用する人がメインで使います。

そこの道路が公道である限り、国や地方自治体はその道路を整備しなければならないため、その財源を確保する意味で道路を利用するゴルファーから集めるようにしました。

以上の2点を背景に設定されたのがゴルフ場利用税です。

二重課税

消費税が導入されたときに、他の娯楽施設の利用税は廃止されています。

なぜかゴルフ場利用税だけ残ってしまったんですね(笑)。

いわゆる二重課税という状態になっているので廃止したいという意見も多く、時々国会でも議題に上がったり、上がらなかったり。

ゴルフ場利用税は地方税

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皆さんが支払っているゴルフ場利用税はどこに収められるかご存知でしょうか?

ゴルフ場利用税は地方税なので、利用したゴルフ場がある都道府県に納付されます。

ということは、地方自治体としては絶対に撤廃したくないはずですね!

黙っていても年間数億円、下手すると数十億円という額の利用税が納付されるので、それを撤廃することは地方の財源をかなり圧迫することになります。

地方の人口が減り、経済の衰退が叫ばれる中で、仮にゴルフ場利用税が撤廃となったら
地方の財政にとどめを刺すような形にはなってしまわないかと心配しています。

とはいえ、年間に数十回ラウンドする方にとっては、利用税だけで相当な額になってしまうので撤廃してほしい気持ちもあり、ゴルフ場利用税のあり方は非常に難しいですね・・・。