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ゴルフスイング

アビ

悪夢!ラウンド中、ダフリが止まらなくなった!……さて、どうする?

先日、コースでアイアンのダフリが止まらなくなりました。

最初はアプローチがダフリ、そこからフルショットでもダフるようになり、最終的にはショートホールでティアップしていても、ダフリが出るようになり、泣き叫びたくなるくらいのラウンドでした。

問題は技術的な部分よりも……

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技術的にも、そしてフィジカル的にもいろいろと問題があってのことですし、その原因に対して、対応が必要なことは間違いありません。

しかし、ミスが重なると最初に崩壊してしまうのは、メンタルなんですよね。

怒り、苛立ち、嘆き、焦り、そして「またやってしまうんじゃないか」という不安。

そんな心理状態にもかかわらず、挽回しようして原因をいろいろと探ろうとすると、どんどん深みにはまります。

残りのホールではとてもじゃないですが、立て直せません。

あまりにもショックが大きく、ラウンド後すぐに練習場へ直行しました。

先日の反省点を踏まえて、次回、同じ失敗を繰り返さないように備忘録がてら記事にしようと思った次第です。

身体はそんなに優秀ではない

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ダフリに限らず、ミスが出始めると、チェック項目が増えます。

チェック項目が、ボールを打つ前の準備段階であれば、まだ問題ありません。

ボールの位置、スタンスの幅、肩のライン、グリップなどなど。

スロープレイにならないように気を付けさえすれば、いくらでもやって大丈夫です。

ただし、問題はこれがスイングに及んでしまう場合です。

基本的に、コースでスイングのチェック項目を増やしても、上手くいくことはまずありません。

そういうのは練習場でやるべきでしょう。

そもそも、脳からの指令をいちいち考えて動かせるほど、身体は優秀ではありません。

身体のスムーズな動きを妨げ、不格好なスイングを作り上げるだけです。

スイングを始動したらいつの間にかフィニッシュまで振り切っていた、というのが理想のスイングではないでしょうか。

それを、バックスイングはどこに上げて、その時クラブの角度はどうなって、どのタイミングで切り返しをして、体重移動をどうして、などなどチェック項目を増やしてしまうと、身体のスムーズな動きを妨げてしまい、上手くいくものもいかなくなってしまいます。

ラウンドでのスイングのチェック項目は、1つまでにしておきましょう。

技術的な話をすると……

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ダフる要因はさまざまな要素がからみ合っていますが、技術的な原因から言うと

・コックが早くほどけている(アーリーリリース)
・前傾姿勢が乱れている(バックスイングからインパクトまでは前傾を保つ)
・膝(特に右膝)が出るのが早い
・体重が後ろに残っている

他にもいろいろ原因はあるでしょうが、この辺りが挙げられます。

私の場合、原因は3つ目の膝にありました。

ダフリたくないという意識が強くなり、ボールを大事にとらえようとして、右膝が先に出て、クラブの通り道をさえぎってしまっていました。

これ、ミスの中でもダフリ以上に悪夢な、シャンクになってしまう動きなんです。

ダフリ地獄でかなり落ち込んでましたけど、ダフリで済んで良かったと思うべきですね。

最も意識したのはスタンス幅と左腕

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右膝以上に意識したのは、スタンス幅と左腕です。

スタンスが広いと、考えているよりも大きく振れてしまいますし、体重移動も大きくなってしまうので、逆にバランスを崩しやすくなります。

そこで、スタンスを自分の中ではちょっと気持ち悪いくらいに狭くして、その中でバランスを保つことを意識しました。

もう1つが左腕です。

左腕さえゆるまなければ、そんなにダフることはないんです。

アドレスからバックスイング、ダウンスイング、インパクト、フォローまで左腕はある程度の緊張感を保ちつつ、伸びている状態が望ましいですね。

フィニッシュに向かう時に右腕の動きと合わせて曲がっていくイメージです。

理想は『気にしない』ことなんですが、スタンスと左腕だけ意識してみるとすぐに直りそうです。

これで、ダフリ地獄から解放され……るはずです!!