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ライフスタイル

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『女子プロとのラウンド日記〜“いつも80台を目指す「ラウンド日記」”第11回』

今回は、少し趣向の異なるラウンド日記です。

ここ何年か、女子のレギュラーツアーが終了するこの時期に、年に一度、女子プロとチャリティーゴルフで一緒にラウンドする機会があります。

今年も、宮崎CCでの最終戦「LPGA ツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」(11月23日〜26日)の翌週に開催されました。

女子プロは30名の参加で、この中にはシード選手も含まれています。

舞台は神奈川県の名門コースでした。

チャリティゴルフの内容は?

名門コースを貸し切って、定休日の月曜日に開催されています。

全体では30組、120名のチャリティーゴルフで各組に女子プロが1名ずつ入り、アマチュアが90名です。

トップスタートは8時ですが、表彰式と懇親会の関係で、通常のアウト1番とイン10番のスタートに加えて、クラブハウスに近いアウト5番とイン13番からも同時にスタートするショットガン方式(一斉にスタートすることで多くの組数が比較的短時間でプレーできる)を採用しており、18ホールをスループレーとなるため、途中の茶店などに軽食が用意されています。

皆さんは、ハーフの途中からスタートしたことがありますか?

私はこのチャリティーゴルフで何度か経験していますが、ハーフの途中からのスタートというのはなかなかリズムを作るのが難しいです。

やはり、ゴルフはハーフのスコアを考えてラウンドするものだということがわかります。

グリーンで完全ホールアウトをする難しさ!

この、チャリティーゴルフで使用するコースは過去に男子トーナメントを何度も開催したこともある名門で、レギュラーティーでも6435ヤードと距離があり、さらにグリーンの速さが有名なコースです。

しかも、このチャリティーゴルフでは、グリーンが速いうえに完全ホールアウトのため、グリーン上でさまざまなドラマが生まれます!

競技ゴルフでは、完全ホールアウトが当たり前なので、日頃「OK」を当たり前としているゴルファーにはプレッシャーとなります。

さらにこの日のグリーンは11.6フィートの速さで、短い距離でも油断できず、カップに蹴られると倍以上転がってしまうという状態でした。

まさに女子プロ仕様に仕上がっており、グリーンに泣かされることになりました!

なお、競技方法は、アマチュアの個人戦は18ホールストロークプレーのダブルペリア方式で順位を決定し、隠しホールのスコアはトリプルボギーカット、ハンディキャップは36で打ち切りとなります。

チーム戦はアマチュア3人のネットスコアの平均で順位を決定します。

女子プロはストローク戦という内容です。

さらに、ニアピンとドラコンが各2ホールずつ設定されており、係員が計測をして、ティーグラウンドに現時点での状況のボードが用意されています。

豪華な賞品を目指して真剣なプレーが繰り広げられます!

私達は、インの13番からスタートしました。

私の組の女子プロは、さすがと思わせるショットを連発!

今回、ご一緒した女子プロは、細身でスラッとしたプロで、朝から和かに笑顔を振りまいていました。

しかし、いざラウンドに入ると、当たり前ですが真剣で、その細身の体からは考えられない力強い素晴らしいショットを連発していました。

朝のスタートとなる13番から18番までは風がやや強く、アゲンスト(向かい風)のホールが多かったことから厳しい条件で、やや苦しむ場面もありましたが、しのぎながら後半のアウトに入りました。

風もやや穏やかになったアウトはエンジン全開で、ナイスショット連発!

最終的には、3バーディー7ボギーの76でしたが、アウトの2バーディー3ボギーの37はさすがでした。

もう少しパットが入っていれば上位を狙えそうなショットを打っていました。

さて、この日の私は?

ハーフの途中からのスタートということで、なかなかリズムを作れず、ショットと速いグリーンのパットが噛み合わないホールが続きました。

その結果、13番からのインコース6ホールで9オーバーと大ピンチとなりました。

しかし、ショットはまずまずでしたので、我慢をしていればチャンスは来ると思いアウトコースに入りました。

2番でパーを奪取し、3番も今日イチのドライバーショットでしたが、何と短い距離から4パットのトリプルボギーを喫しガクっと崩れかけましたが、次のホールでOKの距離のバーディーで息を吹き返します。

その後は惜しいパットもありましたが、このハーフを42でターンして、インの残り3ホールに入りました。

しかし、ここで結果として3オーバーとなりインのトータルは12オーバーの48で、ラウンドトータル90でプレーを終えました。

スコアは残念な結果でしたが、前半から盛り返した後半は、女子プロの前でナイスショットも出て自信になりました。

ラウンド終了後のドライビングレンジで、同伴のプロに教えを乞う!これが最高の贈り物!

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この、チャリティーゴルフの素晴らしい内容の一つが、ラウンド後に同伴のプロからドライビングレンジで指導を受けることができることです。

ラウンド中に指導を受けることやアドバイスをもらうこともありますが、実際にさまざまなショットを見てもらっているので、ドライビングレンジでいろいろなアドバイスをもらいました。

また、今取り組んでいる練習方法などについても話をしました。

スイングについては、今のままでOKとお墨付きをもらい、自信になりました。

これをさらに磨いてさらなる上達を目指したいと思います。

今回もさまざまなことを学んだチャリティーゴルフでした!

来年も参加できることを祈りたいと思います!

表彰式、懇親会はラウンド後の和気あいあいとした雰囲気の中で豪華賞品が出てきます!

表彰式と懇親会は約1時間半で、豪華な料理でした。

テーブルの上には、その日のスタートホールで同じ組の4名で撮影した記念写真が立派なホルダー入って用意されており、表紙の裏側に同伴プロがサインをして渡してくれます。

さて、この日の女子プロの優勝はレギュラーツアーでも活躍するプロで、スコアは70で優勝賞金は50万円でした。

また、2位〜5位までのプロにも賞金が出ました。

さて、アマチュアの個人戦は難しいコンディションの中80でベストグロスを取った方がダブルペリアでも優勝し、多くの賞品を受け取っていました。

私は比較的ハンディに恵まれ上位に入り、同伴のプロは10位でした。

こうして、今年のチャリティーゴルフは終了しました。

来年もこの時期に同じコースで開催され、ドラマがあるかもしれません!