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野村タケオ

ゴルフなヒトビト その12「わかっちゃうヒト」

練習場とかで「わかったー!」って叫んでる人いますよね。

わかっちゃうヒト

ゴルフってのは本当に難しいものです。

練習しても練習しても上手くならなかったり、良いスコアが出たかと思ったら次のラウンドでは大叩きしたり・・・。

本当になかなか上手く行かないもんです。

でもね、ゴルフ雑誌かなんかを読んでて気になる記事があって、それを練習場で試してみる。

これがかなり良い感じで何球打ってもいいショットしか出ない! ってことがたまにあったりするんです。

そういう時にゴルファーって「わかったー!」って思っちゃうわけです。

「うひゃ〜、俺ってこれでもう絶対に90なんて打たないよな〜」なんて思って一人でニヤニヤしたりしちゃうんですな。

しかしそんな「わかっちゃう」ことなんて普通のゴルファーにはそうそうないのですが、練習に行くたび、ラウンドするたびに「わかったー!」ってなる人がいます。

それが「わかっちゃうヒト」。

練習に行けば必ずいろいろと試してみて、いいショットが出るたびに「わかったー!」。

ラウンド中でもちょっとスイングイメージを変えてみたりして、それでいいショットが出たら「わかったー!」。

もちろんアプローチやパットでも、なんかいい感じだったら「わかったー!」ってなるわけです。

しかしね、いきなりちょこっと何かを変えて出たナイスショットなんて長続きするわけがなく、少し経てば「あれ? さっきは上手く打てたのに」ってことになるわけですよ。

でも「わかっちゃうヒト」はそんなことではメゲない。

すぐに次の新しいことにチャレンジして、またいいショットが出ると「わかったー! こっちかー!」ってなるんです。

ある意味めっちゃポジティブだし、つねに上手くなろうといろんなことにチャレンジする姿勢ってのは見習うべきなのかもしれません。

だけどひとつのことをコツコツやるわけではなく、毎回違うことを試しちゃうので、なかなか安定して良いショットを打つのは難しいわけ。

まあ、わかっちゃったことも本当にそれが正しいことなのかは怪しいもんですけどね。

しかし「わかっちゃったヒト」はそのわかっちゃう瞬間が楽しいわけで、つねに「わかったー!」を求めて練習を重ねているわけです。

「わかっちゃったヒト」あるあるがあって、18番のティショットでわかっちゃうことが多いんですよ。

最終ホールだから思い切ってショットしようとした結果、細かいことは考えずに振り切れちゃったりしてナイスショットが出るんでしょうな。

でももうその日はティショット打たないから、次のラウンドの時には何がわかったのかは忘れちゃってる・・・。

あ、これは僕の「あるある」でもあるな(笑)。