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“スタッツ”を知れば、ゴルフを観るのがもっと楽しくなる!

プロゴルファーの成績や賞金額なんかを見ていると、必ず目にする「スタッツ」という項目。

この中で賞金ランキングや平均ストロークなんかはすぐに分かります。

けれども“これなんだろう?”というスタッツの項目も少なくありません。

そのスタッツを見ることで選手の特徴や強さが分かることもあるんですよ。

リカバリー率

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一見すると何を示しているのかよくわからないのがリカバリー率。

このスタッツが示す意味は「パーオンしなかったホールでパー以上のスコアを出した確率」です。

パーオンはパー4ならば2オン、そこから2パットならばパーセーブですよね。

ということはパー4で3オン1パットならパーになりますからリカバリー成功、という考え方になるわけです。

これはグリーン周りからのアプローチの上手さやパッティングの上手さを表していると言えます。

このリカバリー率の高い選手は、グリーン周りやグリーン上での技術が高い選手と見ることができます。

サンドセーブ率

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サンドセーブ率とは、グリーン周りのバンカーから2打以内でカップインした数、となります。

そのためグリーン周辺以外のバンカーは含まれません。

サンドセーブ率を上げるためには、グリーン付近のバンカーからチップインもしくは寄せワンが必須条件。

この数字が高いゴルファーほどバンカーショットの精度が高い選手と言えそうですね。

またガードバンカーからの打数が数えられますので、バンカーに入れなければこの数字は動きませんし、バンカーまでの打数は考慮されません。そのためスコアの善し悪しと必ず直結しない場合も。

パーオン率

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パーオンは知っている方も多いでしょう。

「パー」のスコアよりも2打少なくグリーンオンした確率です。

例えばパー4のホールならば2オンすればパーオン達成です。

このグリーンに乗ったかどうかの判定ですが、バッティンググリーンにボールが触れていればOK、とされています。

そのためグリーンからボールが転がってカラーの少し芝が伸びた部分に寄りかかっているような場合、ボールがグリーン面に触れてさえいれば大丈夫です。

なのでプライベートゴルフで「ワンオンチャレンジ」などをショートホールでやる方も多いでしょう。

一人だけグリーンとカラーの境にボールが止まっていた場合、これを適用すれば「ボールがグリーン面に触れているからパーオン(ワンオン)成功」という判定ができます。

バウンスバック

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あまり目にすることがないスタッツですね。

バウンスバックは、“悪い流れから立ち直る”というような使われ方をします。

ゴルフでは、ボギーやダブルボギー以上のスコアでホールアウトした次のコースで、バーディやイーグルを取った確率です。

意味の通り、ボギーやダボを打つような悪い流れを断ち切って、次のホールでいい流れを引き寄せるようなイメージですね。

この数字が高い選手は、スコアを落としても次で取り戻すことができるメンタル面で強い選手であることを表しています。

けれども悪く言えば「スコアの出入りが激しい選手」という表現もできそうです。


いかがでしたか?

スタッツの読み方を知ると、その選手がどんなタイプの選手なのか、がなんとなく見えてくると思いませんか?

「この選手はリカバリー率が高いからアプローチは参考にしよう」

なんていうゴルフの見方もできるようになるかもしれませんね。