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ライフスタイル

野村タケオ

ゴルフなヒトビト その6「ピカピカなヒト」

やっぱり道具は大切にしないといけませんな~。

僕にとってゴルフクラブは完全に道具っていう扱いで、そりゃ使えば傷もつくし、それはそれで味になるんじゃないのって感じなんです。

ラウンドから帰ってもクラブは車の中に入れっぱなしだし(これは本当は良くないんですが)、クラブの掃除なんてのはラウンド後にコースの人が拭いてくれるの任せです。

僕の場合ちょっとクラブの扱いが雑すぎて、あまり人様に胸を張って話せるようなことではないのですが、似たような方も意外と多いんじゃないでしょうか?

しかしね、僕みたいなダメゴルファーだけではなく、世の中にはそりゃとてもクラブを大事に扱う方もいらっしゃいます。

その大事にするっぷりがハンパじゃない人もいるんですよ。

もうね常にクラブはピカピカで、表面には傷どころかくもりひとつなく、いつ見てもまるで新品のような状態のクラブがキャディバッグに収まってる。

そんな常にめちゃくちゃクラブを綺麗にしてる方々を「ピカピカなヒト」と呼びます。

ピカピカなヒトはとにかくクラブを綺麗にしておくことに命かけてます。ラウンド前夜は家で必ずアイアンを清めるかのように綺麗に磨く。

キャディバッグに入れる時にはクラブヘッド同士が当たって傷がつかないように番手別に用意されたアイアンカバーを装着。

ショットの後だってカートに備え付けの水とブラシでゴシゴシして、タオルで十分に水分を拭き取ってから、またアイアンカバーをスポッ。

実にマメです。ラウンド中のショットしてる時間よりも確実にクラブを綺麗にしている時間のほうが長そう。

そしてラウンド後はまた家で感謝の気持ちを込めて磨く。

あのイチローも道具を大切にしなきゃいけないとよく言っていますが、本当に素晴らしい心掛けですね~。僕も少しは見習わなきゃイカンな~と思うわけです。

ただ、後ろの組が待ってる時にはカートに乗って移動してからクラブを洗って欲しいもんです。

とにかく打ったらなるべく早く綺麗にしたいのか、後ろの組が待っててもまずクラブをゴシゴシする人も多いですから。

ピカピカなヒトはクラブを本当に愛してるんだな~と思うわけですが、実はちょっと違う感じのピカピカなヒトに出会ったことがあるんです。

その方、全てのクラブにカバーがしてあってピカピカに保たれているのは当然のことなんですが、なんとドライバーのソールにも透明のフィルムが貼ってあって、擦り傷がつかないようになってるんです。

さすがにソール全面にフィルム貼ってあるので、クラブ性能にも影響がありそうだし、競技とかだったらルール違反にもなりそうなので、ラウンド中にフィルムを貼ってる理由を聞いてみたんです。

「フィルムを貼って傷がつかないようににしておくと中古ショップで売るときに高く売れるから」ってことでした・・・。

いや~ピカピカにもいろんな理由があるんですな~。