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こせきよういち

「シニアになってもお騒がせしてます (^^ゞ 」世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#8

米シニアツアー(正確にはPGAツアーチャンピオンズ)は先週、メインランド(米本土)でのシーズン初戦=アリアンツ選手権が開催されました。

優勝したのは、昨シーズン2勝でランキング4位。今シーズンもこの勝利でランキング2位になった、最近好調のスコット・マキャロンでした。

でも、この大会にはそのマキャロンもかすむ、話題のプレーヤーがいました。

パターを池に放り込んで途中棄権したジョン・デイリー

ジョン・デイリーはメジャー2勝の、アメリカではとても人気のあるプレーヤーですが、思うようなプレーができないとラウンド中もお構いなし、いわゆる“プッツン”して途中棄権してしまう、お騒がせ男としても有名です。

彼は昨年4月に満50歳となり、シニアツアー入りしました。

しかし、昨シーズンは15試合に出場しながらベスト10入りはなし。

ランキング71位で、期待された成績は挙げられませんでした。

この試合も初日は71打とまずまずでしたが、2日目は75打とやや崩れ、そして迎えた最終日の第3ラウンド、6番、7番ホールで連続ボギーを喫すると、そこで“プッツン”。

パターをグリーン後方の池に放り投げ(上掲画像がそのパター)、坐骨神経痛による腰痛を理由に途中棄権したのでした。

彼の途中棄権はこれで何度目でしょうか。

最近では、2011年の豪州オープンでの途中棄権が話題になりました。

大会が始まったばかりの初日11番ホール。

デイリーは池越えのティショットを池ポチャ2連発すると、そこで“プッツン”。

やる気をなくしたのか、その後も同じクラブで同じ方向に打ち続け、バッグにあったボールをすべて使い切り、そして棄権したのです。

また、2015年の全米プロ(歴代優勝のメジャー競技)の2日目には、7番ホールのティショットを池(湖)ポチャ3連発。

4発目(7打目)をようやくグリーン方向に運んだのですが、そこで手にしていたアイアンを湖に向かってロングスロー(リンク先のサイトに動画あり)。

相変わらずの「悪童」ぶりを見せてくれたのでした。

シニアになったこれからも、まだまだやってくれることでしょう。

シニアツアーデビュー戦のオラザバルも話題を提供

もうひとり、今年のアリアンツ選手権で話題を集めたのが、この試合がシニアツアーデビュー戦となったホセ・マリア・オラザバルです。

オラザバルは2月5日に51歳の誕生日を迎えたのですが、一時は歩けないほどの関節炎痛に悩まされ、ここ4年間ほどは競技から離れていました。

そのためシニアデビューもまる一年遅れたのですが、彼はマスターズ2勝の世界的なトッププレーヤー。

当然、大会の注目選手となったのでした。

結局、成績は3日間通算で6アンダー、41位タイに終わったのですが、その最終ホール(パー5)で“見せ場”を作ってくれました。

グリーンを狙った第3打のバンカーショットがホームラン。

ボールはグリーン奥のホスピタリティテントにまで飛んだのですが、なんと屋根に当たって跳ね返るというラッキー。

ピン横約3メートルにナイスオンし、見事パーをセーブ。

たくさんのギャラリーから拍手喝采を浴びたのでした。

アリアンツ選手権の話題のプレーといえばファジー・ゼラーのこのショット

最後に、今年の大会ではないのですが、このショットを取り上げないわけにはいきません。

2006年大会(当時は6月開催)の最終日、16番ホール・パー3(170ヤード)で見せたファジー・ゼラー(同じくメジャー2勝)のこの一打。

言葉は不要でしょう。

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