Gride

gettyimages/153855003
getty

ゴルフコース・練習場

surfandturf

犬の足みたい? ドッグレッグホールを攻略しよう!

ドッグレッグホールとは、犬の足のように左右に曲がったホールのこと。

なかなか攻略できないと、苦手意識を持ってしまっている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ドッグレッグホールの攻略方法について、ほんの少しですがご紹介します。

これを読めば、少しはドッグレッグの苦手意識がなくなるかもしれませんよ!

ドッグレッグとは?

getty

まっすぐ直線的なホールとは対照的に、ドッグレッグはその名の通り、まるで犬の足のように左右に曲がったホールのことです。

ドッグレッグはどちらかに曲がっているため、コーナーの反対側に打っていくのか、最短距離を狙ってショートカットしていくのかの選択が、攻略の上でとても重要になります。

左右によって攻略方法が違う!

ティーショットが右ドッグレッグの場合は、フェアウェイ左サイドを狙い、逆に左ドッグレッグの場合は、フェアウェイ右サイドを狙うのがセオリーです。

つまり、曲がりの反対側に打っていくという事です。

ただし、コーナーを抜けるまでの距離と、自分のティーショットの飛距離によりますので、まず大切なのはホールについての正しい情報を得ることです。

キャディさんがいれば、コーナを抜けるまでの距離と、セオリー通りに打った場合の突き抜けてしまう距離、左右のハザードについて聞いておきましょう。

セルフプレーの場合は、カートにコースガイドが載っているでしょうから、そこから読み取っていきましょう。

時間をかけずに、サクッと確認しましょうね。

情報を読み取る

一例として、某ゴルフコースの、左ドッグレッグ、パー5のコースガイドを見てみましょう。

黄色い◯で描かれている吹き流しまでが250ヤード、左右OBです。

右の奥は、260ヤードで突き抜けてOBです。

吹き流しのすぐ左奥にある木までは、270ヤードです。

コーナーを抜けてセカンドショットをいいポジションに持っていくためには、吹き流し方向だと最低でも230ヤードが必要になります。

吹き流しから左グリーンのセンターまでは245ヤードです。


以上が、コースガイドに記載してあるティーショットに関わる情報です。

さて、皆さんはどこを狙いますか?

飛距離によって、攻め方はこんなにも変わります!

3パターンで考えてみました。

まず、赤い矢印の人はティーショットの飛距離が200ヤード。

黄色い矢印の人は230ヤード、青い矢印の人は260ヤードと設定してみました。

赤の人は、問答無用でフェアウェイ右端狙いです。

左サイドに打ってしまうと、セカンドショットは吹き流し方向に出すだけになってしまいます。

黄色の人は、安全に攻めるなら、吹き流しの右、フェアウェイセンターから右サイド狙いです。

左サイドを狙ってもいいのですが、最高のショットが要求されるわりには、メリットは20ヤード程度です。

いずれにせよ、セカンドショットはグリーンに届かないので、3打目勝負となってしまいます。

だとすると、リスクに対してメリットがあまりに少な過ぎます。

セーフティーに打っていくのがベストだと思います。

飛ばし屋さんは大変です!

青の飛ばし屋さんは悩みどころです。

ドライバーを持つのなら、右にいくと突き抜けてOBという可能性があるので、吹き流しから左の林の上狙いです。

ただ、左の林の中にはOBがあり、吹き流しのすぐ左には木があります。

となるとフェアウェイ真ん中に、220-240ヤード、3番ウッドか5番ウッドあたりで打っていくのがもっとも安全なルートとなります。

ただ、もしドライバーショットが成功すれば、2オン狙いができますので、ドライバーショットに自信があるならば、その時のコンディションとリスクとリターンを考えて、チャレンジするかどうかを決めましょう。

いかがでしたか?

今回は、ドッグレッグの攻略方法について、少しですがご紹介しました。

たった1ホールのティーショットだけで、これだけ考えることがあります。

実際は、プラス風や湿度、その日の調子などが加味されるので、もっと考えを巡らせなければなりません。

慎重に攻略するのか、大胆に攻めていくのか。

こういう要素も、ゴルフの醍醐味のひとつなのです。