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ゴルフスイング

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冬ゴルフ、ウインタールールのすすめ!

冬ゴルフ、楽しんでいますか?

どんなに寒くても、ラウンドしたくなっちゃうから不思議です。

ゴルフをやっていない人からすると、「なんでわざわざこんな寒い時に……」って感じでしょうね。

ただ、冬はオンシーズンに比べると、どうしてもコースコンディションが悪くなってしまいます。

なので、友達とのラウンドの時や、仲間内でのコンペの時などは、冬仕様のルール、ウインタールールを取り入れてもいいのではないでしょうか?

今回は、そんなウインタールールについてお話していきます。

冬は、どうしてもコースコンディションが悪くなってしまいます

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冬のコースコンディションで、いちばん困るのがディボット跡(ショットの際にできた跡)です。

冬は、新しく芝が生えてこないので、例えフェアウェイにいいショットをしたとしても、ボールのところにいってみたら、一面ディボット跡だらけなんていう経験はありませんか?

本来は、ボールに触れることなく、あるがままの状況を受け入れてプレーするのがゴルフなのですが、冬のこうしたコンディションを考えると、ある意味アンフェアだと思うのです。

これは、ラフに入った場合にも言えます。

穴ぼこといってもいいくらいのディボット跡が、冬のラフにはたくさんありますから。

芝が生えてこないので、修復されないのです。

まずは、ウインタールールを採用するエリアを決めておきましょう!

まずは、ラウンド前に、救済を受けられるエリアを決めておきましょう。

よく使われるのは、スルーザグリーン(※2019年以降はジェネラルエリアと呼び方が変わりました)かフェアウェイのみかですね。

スルーザグリーン? という方もいらっしゃるかもしれませんので、説明しておきましょう。



スルーザグリーンとは、コース上でティーグラウンドとグリーン、ハザードを除いたすべての場所を指します。

フェアウェイ、ラフ、林の中、グリーン周りのカラー、これらはコース上であれば、すべてスルーザグリーンとなります。

バンカー、池やクリーク、これらはハザードなりますので、スルーザグリーンとはなりません。

ちなみにOBエリアは、そもそもコース外なので、対象外となります。



あくまでも、いいショットを打った時だけ救済を受けられる! とするのか、コース全体のコンディションの悪さを考慮するのかで決めればいいと思います。

プリファードライ(preferred lies)

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コース状況が悪い場合、「無罰でボールを拾い上げて汚れを拭き、ホールに近づかず、状況のいい場所にプレースしていい」という、ローカルルールが設定されることがあります。

プレースできる範囲は、その都度変わります。

一般的には6インチ(約15センチ・一般的なスコアカードの縦の幅)、コンディションが著しく悪い時は、1クラブレングスが多いですね。

これを「プリファードライ」、または「ウインタールール」といいます。

ディボット跡に入ってしまった時や、ボールに泥がついてしまっている時には、無理せずに救済を受けましょう。

豆知識的な……

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冬のレアケースの代表的なものに、雪と氷と霜の処置があります。

ルール的には、雪と自然の氷は 、プレーヤーの選択でカジュアルウォーター、もしくは ルースインペディメント(石や葉など、スイングをする際に取り除いても良いもの)として扱えます。

雪や、それにともなうぬかるみなどを避けたところにドロップするか、取り除くかの2択です。

カジュアルウォーターの救済を受けた後、ドロップしたボールが悪いライで止まってしまったら、そこからプリファードライの救済を受けましょう。

露と霜は対象外ですが、レアケースですから、個人的には競技でなければ、プリファードライの救済を受ければと思いますが。

詳細はJGA(日本ゴルフ協会)のホームページなどで確認してみてください。

どこまで適用すればいいのでしょう

ゴルフの基本は、あくまでもあるがままの状態でプレーすることです。

なので、なんでもかんでもプリファードライを適用するのは、個人的にはどうかなと思います。

あくまでも、冬のコンディションならではの状況が悪くなってしまった場合に、適用すればいいのではないでしょうか。

ウインタールールを使って、楽しくラウンドしてくださいね。