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ゴルフスイング

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どうやって打てばいい?30ヤードのアプローチに役立つ基礎知識

「30ヤードのアプローチ」とひと言でいっても、そのシチュエーションはさまざまです。

この記事では、それぞれの状況に適したさまざまなアプローチの方法や、クラブ(番手)別のキャリーとランの割合などを解説していきます。

1.ピッチ&ラン

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ピッチ&ランとは、ボールを上げてキャリーを出し、落とした場所からのランを利用して距離を合わせるアプローチです。

非常に使いやすいアプローチで、8割くらいの状況に対処することが可能です。

ゴルフ初心者の30ヤードアプローチの入口は、このアプローチを覚えることからです。

ちなみに、ピッチ&ランアプローチが使えない2割の状況とは……

・ピン位置が手前でハザード(池やバンカー)越えのアプローチ
・ラフに深くボールが沈んでいる場合や、逆目の深いラフ
・ベアグラウンド

他にもありますが、主だったところは上記のような状況となります。

次の項ではキャリーとランの割合を、クラブ別にご説明します。

2.クラブ(番手)別、キャリーとランの割合

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どの番手を使えば、どのくらいキャリーとランが出るのか、その割合をご紹介します。

これを把握しておくことで、ピッチ&ランを用いた戦略が立てやすくなるはずです。

■ピッチ:ランの割合

8番アイアン→キャリー1:ラン9
9番アイアン→キャリー2:ラン8
PW(ピッチングウェッジ)→キャリー3:ラン7
AW(アプローチウェッジ)→キャリー5:ラン5
SW(サンドウェッジ)→キャリー7:ラン3

30ヤードのほぼ平らなグリーンへのアプローチ。ボールはスタンス中央、手首固定で体の回転のみで打つ場合の目安です。

※使用しているクラブやボール、グリーンの状況、ボールの状況などによっても変わりますので、あくまでも目安となります。

3.ランニングアプローチ

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次は、極力ボールを上げずに、最初から転がして寄せる「ランニングアプローチ」です。

パターのようなスイングで打てること、トップやザックリといったやりがちなミスショットも少ないため、状況が許せば積極的に活用したいアプローチです。

ボールがグリーンエッジに近く、カップまで距離がある場合や、ボールとピンとの間にハザードのない、花道などが適したシチュエーション。

腕の三角形を崩さず、パターのストロークのようなスイングで打ちます。

使用するクラブは8番アイアンや9番アイアン、ウェッジならロフトが立ったPWやAWです。

4.その他のさまざまなアプローチ

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▽スピンアプローチ

バックスピンを利かせて低く打ち出し、2、3バウンドでキュッと止まるアプローチです。使用するウェッジはSW。

・ピンとボールとの間に何かしらの障害があり、転がしができない状況の時

▽ピッチショットアプローチ

ボールを高く上げて、ランを少なくするアプローチ。

・ピンとボールとの間に何かしらの障害があり、転がしができない状況の時

▽ロブショット

ボールを高く上げて、ピンを真上から狙うショット。

・バンカー越えや砲台グリーンで、ピンがグリーン手前の時など、打てるとカッコいいショットですが、リスクの高いショット


30ヤードアプローチに使える、さまざまなアプローチをご紹介しました。

クラブ別の特性なども把握しながら、状況に合わせたアプローチをマスターしましょう。