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ゴルフスイング

とや

韓国女子プロのスイングを徹底解析

アマチュア男子ゴルファーとヘッドスピードが近いと言われる女子プロゴルファーたち。
今国内女子ツアーでは韓国勢の勢いが止まりませんね。

国を挙げての育成プログラムを持つ韓国出身の女子プロゴルファー達は、アマチュアの見本になるところがたくさんあるんです。
ここでは韓国出身の女子プロゴルファーのスイングを徹底解析しちゃいます!

国内ツアーで圧倒的な強さ【イ・ボミ】

国内賞金女王筆頭とも言えるイ・ボミ選手。
この選手はややコック量が少なめで、非常にリラックスした柔らかいスイングが特徴的ですね。

捻れや反発といった飛距離につながるコック量ですが、逆にこれが少ないことによってコントロール性を高めているのでしょうか。

バックスイングでは体の捻れはしっかり使って、手先ではなく体幹の回転でスイングが始動しています。
安定させやすい体幹を使って「ブレないスイング」こそがイ・ボミ選手の強さの秘訣でしょう。

回転とシャフトのしなりで飛ばす【申・ジエ】

教科書を見ているかのようなスイングの申・ジエ選手です。

軸や頭が全くブレないところはショットの安定に直結していますよね。
下半身はベタ足で、腰の回転で切り返しを行うスイングです。
その時も腕の力はしっかり抜けていますので、スイングに高い再現性があります。

インパクトの瞬間にグリップ付近が少し減速しているのが分かるでしょうか。
この動作は、シャフトを前にしならせる「しなり戻り」という現象を上手く利用してショットをしている証拠です。
力ではなく道具を上手に利用した無駄のない美しいスイングですね。

体重移動をしっかり左足で受け止める【キム・ハヌル】

キム・ハヌル選手もクセのない非常にキレイなスイングを見せてくれています。
イーグル率が高く、ここ一番での集中力や距離感、ゾーンに入ったショットなどは目を見張るものがありますよね。

基本に忠実で下半身主導のスイングをしていますが、インパクト付近では右にかかった体重を蹴り上げるような動作が見られます。
伸び上がりや突っ込みにつながってしまうこともあるのですが、左足の壁でその体重移動をしっかりを受け止めているのが分かりますね。

切り返しのきっかけを体重移動で行っており、感覚さえ掴んでしまえば方向性が掴みやすいスイングです。

強いタメを一気に開放【アン・ソンジュ】

ゆったりとしたバックスイング、トップで止まっているかのような強いタメをするアン・ソンジュ選手。

まるで素振りをしているようなスイングは、アマチュアゴルファーがぜひ見習いたいところです。

トップで強いタメを作ってその力を一気に解放するスイングなので、体の捻れが十分使えます。
そのため飛距離も稼ぐことができています。
またバックスイングがゆったりしていることで、動作の再現性が高くなる効果があります。そのため強いスイングも正確にクラブヘッドがインパクトまで戻ってくるんです。

いかがでしたか?
韓国出身の女子プロゴルファーのスイングを見てみました。
スイングを見ていると
・最後まで動かない頭の位置
・インパクトで左足はベタ足
・基本に忠実なフォーム
どの選手も共通の3要素があります。

無駄がなく美しいフォームこそが、韓国勢躍進の秘密なのでしょうか。
これからも韓国人選手から目が離せませんね。